大宰府を歩く | 続・阿蘇の国のアリス
東風ふかば
におひおこせよ 梅の花
あるじなしとて 春な忘れそ
           菅原道真

「春の東風が吹いたら
また美しい花を
咲かせておくれ 梅の花
主人がいなくても
春に咲くのを忘れてくれるな」


方向音痴の
ぶたモンが運転したので、
古代九州最大の行政機関
「大宰府政庁跡」に
到着したのは、午後2時を
過ぎてしまいました。


皆、お腹を空かせてしまい...


梅ヶ枝餠の前に、
パパが事前に調べていた
「萩野屋」さんにとびこみました。


ここで頂く宰府うどんは、
明治から昭和初期にかけての
参道名物でした。

「ふんわりとやわらかい麺、
特製のだしに大葉の香りが絶妙」


「太宰府天満宮」へと続く
250mほどの参道は、
約90店がひしめく
賑やかなストリートです。


梅ヶ枝餠は、
この中の約40店舗が販売していて、
一律1個120円です。


店ごとに味わいが
微妙にちがうので、
食べ比べて一番美味しい
と思った梅ヶ枝餠を
おみやげにすることにしました。


一件目は
大本命の「茶房きくち」さん。
創業60年以上、
梅ヶ枝餠の名店です。


「行列は一番多いみたい」


「なつかしい...」


「いい香りがする」


生地はカリッ、モチッ。
餡は口どけなめらか。


二件目は
対抗馬の「寺田屋」さん...


三件目は
昔食べていた「かさの家」さん。


「どれもおいしいから
わかんな~い!」
「オレは最初のきくち!」
「ぼくは寺田屋かな」

「梅ヶ枝餠食べられて
よかったね、パパ」


「モ~~!お腹いっぱいです」

つづく