大宰府へ | 続・阿蘇の国のアリス
パパも私と一緒で、
食べ物に「待て!」が
できない人間です。

食べたいものが見つかると、
一週間も経たないうちに
どこへやら仲間を誘って
食べに行ってしまいます。

今回パパが「食べたい!」
と言い出したのは、
大宰府名物「梅ヶ枝餠」と...


大牟田名物の「ダゴ」でした。


仲間は急遽休みをつくって、
その日釣りキチ店長夫人が働く
「あそ望の郷」に集合しました。


今回の旅は、
イケメン店長と、
阿蘇喜楽座のハヅキちゃん。
それにぶたモンが一緒です。


ママは10年振りの
「太宰府天満宮」を
とても楽しみにしていました。


昨夜もいただいた
「そまのこもれび」を手に、
太宰府天満宮の思い出を
語っていました。


「ねぇパパ覚えてる。
ずっと昔初めて二人で
大宰府に行った日のこと。
過去・現在・未来を表す
3つの橋「太鼓橋」を
渡っていたら、
パパが言ったのよ。
雨で滑るから気をつけてって...


それでもわたし
平気よ!って答えて、
渡っていたんだけど....
やっぱりこけちゃって!
あの時手をつないでいれば
もっと違う未来が
待っていたのかな」


「心配しないで。
明日はちゃんと
ママの手をとって
未来の橋を一緒に渡るから」

パパはそう言うと、
柔和な視線をずっと
ママに投げかけました。