『図書室の奥は秘密の相談室』
櫻井とりお 著 PHP研究所
憧れのリベルタス学園中等部に入学した主人公の井伏葉月はひょんなことから図書委員となる。
同じ図書委員である3年の津島如月は図書室で生徒からの悩み相談を受けて報酬を受けていた。
報酬は現金ではなく「本」。
それが学園図書室の蔵書となっていた。
各話に出てくる本の話が問題解決の鍵になっている。
解決の鍵になった本だけでなく、図書委員が話題に出す本の紹介が各話の後にあり、読み直したくなるし読んだことがない本は検索して探してしまいました。
最後の方は葉月と如月の関係も明らかに。
続編があるようだから読んでみようかな。
著者の櫻井さんは図書館にお勤めだった経験がある方。虹いろ図書館シリーズも面白かったから図書館愛に溢れた方なんだなぁと感じました。