最近読んだ本の感想を書いてます。あくまでも、私個人の感想なので、捉え方が違ったり好き嫌いもそれぞれかと思いますのでご了承下さい。
『ぼくのまつり縫い
手芸男子と贈る花』
神戸遥真 作 偕成社
中学3年となり、被服部部長にもなった優人。
文化発表会の作品作りと受験勉強を両立させようと頑張るも、なんだかうまくいかない。
高校を決めるのもなんだかしっくりこない。
私も特にこれがやりたい!もなかったからなんとなく、制服がかわいいとか、電車通学できるとか違う視点から選び始めた記憶があります。
手芸は好きだけど、被服部がない高校ばかり。先輩達も違う部活に入っている。先生からは否定されるような言い方をされる(感じる?)しで手芸じゃ高校行けないのか?好きじゃだめなのか?迷い悩む優人。
好きを真正面からつきつめるのも良し、違う角度から好きを見つめ直すのもまたアリ。
好きだからそれが職業になるなんで人はなかなかいない。自分はどんな好きをそれに持っているのか。
今の私もまさしくそこを悩んでいたりするので、あらためて考えさせられました。
毎回その時の話に出てくる手芸がラストに載せられているのも楽しみでした。