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 J1第34節(6日・札幌ドームほか=9試合)敵地だったことを差し引いても、昨季のような歓喜の爆発はなかった。「去年は必死で涙も出たけど、今年は普通だったかな」と内田。新井場は「ホッしたというのが率直な気持ち」と語った。タイトルを義務付けられたチームにとって、1リーグ制移行後初の連覇にも「ノルマを果たせた」という思いが強いのかもしれない。


 苦しみ抜いてつかんだ優勝だった。今季は追う立場から追われる立場に変わった。鹿島相手に、ホームでもアウェーでも守備的な戦術を取るチームが増えた。9月には大黒柱の小笠原が負傷離脱するというアクシデントもあった。「去年とは全然違うプレッシャーがあった」と岩政。この日は引き分けでほぼ優勝だったが、本山ですら「いろんなことを考えて、寝付けなかった」という。


 それでも、結果を出した。序盤は札幌の意地にリズムをつかめなかったが、前半35分に野沢のミドルシュートで先制すると、あとは横綱相撲。ラスト3試合を、すべて1-0で勝ちきった。「ここへきて1-0で勝てるのが強さ」と野沢。オリベイラ監督も「一時は混戦となったが、ウチは負けてはいけないポイントでしっかり勝ちきった」と胸を張った。


 かつては追われる立場に立ちながら、相手の挑戦をはね返し続けてきたからこそ、“常勝”といわれた。そして今季の鹿島にも、当時の強さがだぶる。


 昨季のような勢いでつかんだタイトルではない。だから「達成感、充実感がある」(岩政)。新井場は「連覇だから。また来年は大変になるなあ」とつぶやいたが、その顔からは王者の風格がにじみ出ていた。(森本利優)

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 【ワシントン斉藤信宏】米政府と議会民主党は5日、米自動車大手3社(ビッグ3)救済のため公的資金150億ドル(約1兆4000億円)を緊急融資することで合意したが、救済法案がすんなり可決されるかは予断を許さない。民主、共和両党内には依然、救済に難色を示す議員も多いためで、仮に法案が可決されても当面の危機を回避するための「延命策」に過ぎず、本格的な経営再建につながるか懐疑的な見方も強い。

 米政府と民主党首脳が合意した緊急融資150億ドルは、ゼネラル・モーターズ(GM)が「1月末までに必要」と訴えていた80億ドルに、クライスラーから支援要請のあった70億ドルを加えた額と一致する。フォード・モーターは米上院での公聴会で「当面の資金繰りには困っていない」(ムラリー社長)と答えており、支援策はまさに「1月末までの運転資金の手当て」に過ぎないとみられる。

 「3社の再建には最大で1250億ドルが必要」(ムーディーズ・エコノミーのマーク・ザンディ氏)との試算には遠く及ばず、GMやクライスラーが抱えている構造問題に踏み込むには不十分な支援規模だ。販売店やブランドの統廃合、工場閉鎖や人員削減といった抜本再建策を実行に移すには追加的な資金支援が不可欠で、オバマ次期米大統領は来年1月の就任直後に改めてビッグ3支援問題という難問を突きつけられる可能性が高い。

 ビッグ3救済については、米CNNテレビの世論調査で6割超の回答者が「支援に反対」と答えている。一方で、ビッグ3の背後にはさまざまな既得権益を持ち、民主党の強力な支持基盤でもある全米自動車労組(UAW)が控えており、ブッシュ政権からビッグ3の処理を丸投げされた形のオバマ氏は厳しい調整を迫られそうだ。

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 千葉県東金市の路上で9月、同市田間の看護師、成田多恵子さん(38)の次女幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)の遺体が見つかった事件で、県警東金署捜査本部は6日、同市東上宿(ひがしかみじゅく)、無職、勝木諒(りょう)容疑者(21)を死体遺棄容疑で逮捕した。「ぐったりした幸満ちゃんの遺体をプレハブ小屋前に置いた」と容疑を認めているという。幸満ちゃんの死亡についてはあいまいな供述をしており、捜査本部は死亡の経緯や動機を追及する。

 調べでは、勝木容疑者は9月21日午前11時すぎから午後0時26分ごろ、自宅マンションから南に約100メートル離れた市道脇の側溝ふたの上に、幸満ちゃんの遺体を遺棄した疑い。自宅マンション駐車場からは幸満ちゃんの衣服と靴が入った二つのレジ袋が見つかった。

 勝木容疑者は調べに対し、幸満ちゃんの死亡について「家の中に一緒にいたらぐったりしてしまった」と供述しているが、具体的に聴くと「分からない」と答えたり、黙り込んでしまうという。「衣類を袋に入れて捨てたのもぼくです」とも供述しているという。

 捜査本部は、レジ袋から採取された指紋が勝木容疑者の指紋と一致▽自宅と遺棄現場が極めて近く、周辺で女性に声をかけている勝木容疑者らしき不審人物の目撃情報があった--などから、6日朝から任意同行して事情聴取するとともに、自宅を死体遺棄容疑で捜索した。

 勝木容疑者は、事件当日の午前11時過ぎに近くの商業施設の防犯カメラの映像に映っていたほか、午前、午後とも現場周辺で目撃されていた。また、事件発生時間帯に、遺棄現場近くで、男が裸の女児を肩にかついでいたという目撃情報もあった。

 捜査本部などによると、勝木容疑者は母親と2人暮らし。01年に東金市内の病院で、「精神発達遅滞」と診断された。知的障害者に交付される療育手帳では5段階のうち最も軽度な「B2」で、地元の養護学校高等部を卒業後の05年4月、隣の山武市にある寝具会社に就職した。会社によると、今年8月28日から無断欠勤し、事件前日の9月20日退職した。

 幸満ちゃんの祖父で東金中央クリニック院長の岡本成通(しげみち)さん(71)によると、勝木容疑者は5年前と2年前に皮膚科で受診していたが、特にトラブルはなかったという。

 幸満ちゃんの死因は司法解剖で断定できなかったが、口や鼻をふさがれたことによる窒息死とみられる。【寺田剛、中川聡子、斎川瞳】

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