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 J1第34節(6日・札幌ドームほか=9試合)敵地だったことを差し引いても、昨季のような歓喜の爆発はなかった。「去年は必死で涙も出たけど、今年は普通だったかな」と内田。新井場は「ホッしたというのが率直な気持ち」と語った。タイトルを義務付けられたチームにとって、1リーグ制移行後初の連覇にも「ノルマを果たせた」という思いが強いのかもしれない。


 苦しみ抜いてつかんだ優勝だった。今季は追う立場から追われる立場に変わった。鹿島相手に、ホームでもアウェーでも守備的な戦術を取るチームが増えた。9月には大黒柱の小笠原が負傷離脱するというアクシデントもあった。「去年とは全然違うプレッシャーがあった」と岩政。この日は引き分けでほぼ優勝だったが、本山ですら「いろんなことを考えて、寝付けなかった」という。


 それでも、結果を出した。序盤は札幌の意地にリズムをつかめなかったが、前半35分に野沢のミドルシュートで先制すると、あとは横綱相撲。ラスト3試合を、すべて1-0で勝ちきった。「ここへきて1-0で勝てるのが強さ」と野沢。オリベイラ監督も「一時は混戦となったが、ウチは負けてはいけないポイントでしっかり勝ちきった」と胸を張った。


 かつては追われる立場に立ちながら、相手の挑戦をはね返し続けてきたからこそ、“常勝”といわれた。そして今季の鹿島にも、当時の強さがだぶる。


 昨季のような勢いでつかんだタイトルではない。だから「達成感、充実感がある」(岩政)。新井場は「連覇だから。また来年は大変になるなあ」とつぶやいたが、その顔からは王者の風格がにじみ出ていた。(森本利優)

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