あるアリの物語。第ニ回 | アリを主人公にした物語を創るブログ

あるアリの物語。第ニ回



「行ってきます」

クロアリのジャックが、玄関のとびらをあけて、

今朝も仕事に出かけようとしています。

しかしジャックの出掛けの言葉は、

むなしく家の中に響くばかりで、

誰からも返事はありません。

「フー」

ジャックはひとつ深いため息をつくと、

ゴミを決められた場所にキチンと出して、

職場であるお菓子解体工場へと向かうのでした。

(つづく)