今回の旅で唯一、初めて訪れる国だったのがスイス
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バーゼルで一泊して、アルプスを越えてイタリアに向かうための滞在です。
スイスはEU加盟国ではありませんが、そのあたりは融通が利いて入国審査があるわけでもなく、スムーズな移動でした。
但し、テロの影響もあって警備は厳重でした。
スイスを旅した人が必ず口にするのが、その物価の高さ
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ちょうど私が旅する一ケ月前にスイスを旅した友人が、「国民の平均年収が600万円を超える国だもの。何にしても高い。」と教えてくれていました。「でも何にしても機能的に出来ている。」とのこと。
どんな国なんだろう…と思っていたら、まさにそのとおりでした。
スタバのラテが700円強、ランチにしても5000円程度、ディナーにワイン…ということになるとそれはもう!
でもクレジットカードはあらゆるところで使えるし、町も清潔で、決して華美ではないけれど無駄のない美しい景色をいくつも目にすることが出来ました。
人の装いを見てもそうでした。
季節もあってかグレーか黒のイメージ。これがフランスやイタリア、イギリスとは全く違いました。
来てみないと分からないこと、知らないことがたくさんあるんですね。いや、殆どそうなのかも
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あいにくのお天気で、雨で地図もボロボロになってホテル到着にかなり手間取りました。スイスフランをあまり用意していかなかったので、方向感覚がほぼゼロになりながらも、リュックを背負った濡れねずみと化してホテルに何とかたどり着いた時の安堵といったらありませんでした
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ホテルは広々としたロッジスタイルで、さすがに疲れたので外に出るのもやめて、コルマールで買い求めておいた食材とシャンパン、そして読書しながらゆったり♪
またしてもテロのニュースが伝えられています。
自分が何度か訪れたことのある場所、もしかしたら自分がいたかもしれない場所。
ヨーロッパを鉄道で旅していて気づくのが、中継地となる国の存在。
私の今回の旅であれば、スイスです。
ベルギー・ブラッセルもまたフランス、ドイツ、オランダなどへの旅の際に必ず立ち寄る場所です。
そこにはさまざまな人々が束の間集い、そしてそれぞれの行先に向かってまた進んで行きます。
旅先で遭遇するテロは、自分の注意を怠らないことだけでは対処しがたい、所持金が幾らあってもどうすることも出来ないものでもあります。
ふらりと旅するのもなかなか難しい時代になってきました。…それでも旅は続きます。
いや、続けます
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