旅を重ねるうちに、変わってきたこと。
行きたい国を決める。
続いてツアー会社を決め、ツアーを選ぶ。
そのうちに現地係員付コースからやがてフリープランに。
何人かで出かける旅は、やがて一人旅が中心に。
写真と現地情報がたっぷり載った大きなガイドブックはやがて、極めて実務的でコンパクトなものに。スペースが空いた分は普段読み切れない洋書や、訪れる地の歴史を記した本をお伴に
。
手配を託した旅はやがて、自分で全てを決める旅になり、訪れる土地でどこにいくかを決めるのではなく、地図を広げて「さぁ、どこへ行こう」と都市の名前を見つけ、点と点を結び、私だけの行程を組むようになりました。
特にアメリカ東海岸の旅が中心だった30代、アメリカで鉄道を乗り継ぐという経験をして空でなく、地と地を伝う旅の面白さを知りました
。
久しぶりに地図を広げてみました
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いくつか気になる候補地をメモに書き、直行便のある地をピックアップしてみました。
それから候補地を少しずつ絞っていきます。
そして行きと帰りの搭乗地同じにするか、別に設定するかをチョイスします。
航空券を手配したら、ここでもう一度地図を広げ、さぁ、鉄道ルートの確認です。
人に委ねる旅は安心で余裕があってそれもまた良し。
でも自分でチョイスする旅も学びと程良い緊張があってこれもまた良し…なのです。
とある年のホリデーシーズン、ドイツのクリスマスマーケットに出かけてみたくなり、ミュンヘンに旅立ちました。
ドイツ南部バイエルン地方の豊かな文化に彩られた地ミュンヘン、ドイツの他の都市とはまた雰囲気が違うよと、旅の先輩たちに聞かされていましたがまさにそのとおり。
このとき、ミュンヘンのクリスマスマーケットは勿論、行く予定をしていましたが、地図を広げていると「ん?他の都市にも行けちゃうんじゃないの?」と気づき、そうくれば、制限のある滞在期間を如何に最大に楽しめるかを主点にして、ルートを組みます。この作業がまた難しいんだけれど、楽しいのです。
こうして予定になかったニュルンベルグ、アウグスブルグが加わりました
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朝イチにミュンヘン中央駅を出て、ニュルンベルグ、そして夕暮れ前にアウグスブルグという三角行程が完成しました。これなら、もう1か所行けるか?!と地図を見て決めた先がザルツブルグでした。
ドイツのお隣、オーストリアのザルツブルグ。
ミュンヘンからアクセスがよく、鉄道を使って乗り換えなしで訪れることが可能です。
そしてここでもクリスマスマーケットが行われているとのこと、これは楽しみも倍増というものです
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ザルツブルグは塩の城という意味だそうで、私がこの地を知ったのは映画「Sound of Music」でした。高校時代、ハリウッドのクラシック映画に興味津々だった頃、音楽の授業で見てすっかり虜になってしまいました。
特にアルプスの自然とザルツブルグの美しい景色を背景に、マリアと子供たちがドレミの歌を口ずさむ場面は大好きなシーンの一つです。
When you know the notes to sing, You can sing most anything!
これと同じことが旅にもいえます。
旅のコツをつかんだら、旅がどんなものか知っていくと、どんな場所にも行くことが出来る!
ザルツブルグの旅、これまた素晴らしいひとときになりました。
次回にツヅク。
