旅の始まりはロンドン。
日本を出発して10数時間。
イミグレの長い列に並び、初めての夏のロンドン。
空港からはチューブで1時間と少し、Kings Cross 駅までの少しお疲れな移動です。
£が大体200円(空港からは£6)。
前回訪れた冬のロンドンのときは確か130円くらい。これは結構大きいですね。
あちらは少額の切符でもクレジット精算が普通。
日本のように10000円札や5000円札を入れるような券売機はまずお目にかかりません。
ニューヨークなんてMaxが$20だった気がします。その場合、お釣りが出ないこともあります。
よって窓口の長~い列に並ぶのがイヤならばクレジット決済でサクッといきましょう
。
ロンドンのチューブは車内がコンパクトで背の高いイングランド人たちに少々窮屈なのでは?と思えるほど。
フライトとイミグレの疲れもピークで、何はさておきさっさとホテルへ!とキングスクロス駅からホテルへと向かいました
。
ハイシーズンとあってロンドンのホテルが非常にお高いため、バジェットホテル・そしてエディンバラ行きの列車の出発駅であるキングスクロス駅に近いホテルを選びました。
屋根もあるし、清潔だしアメニティは全くないけれどフロントである程度対応してくれて、到着後の疲れを癒すには充分でした
。
明るい時間の長いこの季節のヨーロッパ。
油断するといつまででも起きていてしまいますから要注意。
早々にカーテンを閉めて「夜」の頭にチェンジです。
時間限定の無料Wifiを利用してFacebookをアップ。
時差ボケ解消にも効果絶大、便利な世の中になりました。
翌朝、7時半のエディンバラ行きの列車に乗るためホテルをあとにして徒歩で駅へ。
海外の鉄道駅、大好きなんです。
掲示板に次々と映し出される出発の報せをチェックして、それぞれホームに流れていきます。
ウェブで既にチケットをおさえていましたので、予定時刻近くにアナウンスが入ったのを確かめ、私もホームへと向かいました
。
最初の目的地はエディンバラ。
予備知識は留学経験のある友人に教えてもらっていましたが、何しろ土地勘がなくイメージが湧かない…
「行けばわかるよ」…そりゃそうだろうよ
。
頼りない私に現地案内人をお願いしてくれました。感謝感謝
。
さて無事に会えるかどうか。
アバウトな待ち合わせの目印は「帽子を被った日本人」・「緑のコートを着た日本人」。
さぁ、5時間の陸の旅。
向かうは初めての地、スコットランドです。
出発前、学生時代の、人生の大大先輩の皆さまとご一緒する機会に恵まれました。
ちょうど旅に出ますとお話したとき、また一つ気づいたことがありました。
「いいわね~」「いっぱい美味しいもの食べてお買いものして」…そんな言葉が一つもなかったことです。
「なるべくたくさんの場所に、日本人を見かけないような、人が出かけたこともないようなところに。」
「都市もいいけど、本当に旅を味わうなら地方の町に出かけることだ。」
そしてこうも言われました。
「ただキレイなものだけを見ていちゃダメなんだ。ただ贅沢なことだけをしていてもダメなんだ。いろいろなものを見ること、貧乏も失敗も味わうこと、そのどちらをも経験すること。そしてそれを自分なりと理解しようと努力すること。」
少しはこのアドバイスを活かせた旅になったでしょうか。
さてエディンバラの旅へツヅク。
