それはそれは不思議な旅でした
。
巡った町の数というより、人との出会いにおいて。
絶好の季節に関わらず、頭の中に自然と流れる曲は「シェルブールの雨傘」。
青空よりは曇りや雨も多く、決してスムーズな移動ばかりではなかったけれど。
「無」から始まり「満」に終わる。
本来会うはずの無い偶然の導きにやがては満たされた旅、こんな旅は初めてのことでした。
日本を発ち、ロンドンに到着
。
翌朝から鉄道で北上してスコットランドを初めて訪ねる。
エディンバラ、ダンファームリン、リンリスゴー、そしてグラスゴーへ。
ウェストコーストをロンドンへ。
海峡を越えて大陸に渡り、パリに到着。
ブルターニュ地方に進みレンヌ、ブレスト、そしてサンマロの地へ。
続いてノルマンディー地方を訪ねルーアン、シャンパーニュ地方のトロワへと旅は続き、
最後はロワール地方アンジェへ。
12の町を鉄道で廻り、車窓から過ぎゆく景色を、空を見やりながら、何をするでもない無の時間を心ゆくまで堪能しました。
日本人とすれ違うことも稀な土地、地図も持たず出かけた旅先。
時に動物的勘だけを頼りに、時に身振り手振りで意志を示して。
恐れることなく、怖気づくことなく「まぁ、こんなこともあるわ」と最後は笑顔で
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さぁ、そんな旅のいくつかを辿ってみることにします。
