ミュンヘンから雲の上を漂うこと2時間強
。
旅のお伴にSteiffのベアを加えることにしました
。
バルセロナ、バイエルンの太陽とは全く違う、熱さを全面に主張した太陽の国に降り立ちました。
まだまだ夏を感じさせ、空の色の濃さも全く違います![]()
。
空港からはバス、あるいは国鉄Renfeで市内にアクセス可能ですが、
今回はサンツ駅近くの宿にしたため、Renfeをチョイスしました。
空港からバスで移動するんですが、これ、結構かかります。
おまけに電車は30分に一本なので、もし次があるなら、今度はバスを選ぶかもしれません。
イメージとしては空港の端から端へ移動して、まだまだ蒸すような暑さの駅で30分待つ…結構きついです
。
ただし、電車はキレイで快適でした。
乗ってしまえば程なくしてサンツ駅に到着です。
サンツ駅はバルセロナの中央駅の機能も果たしており、
バルセロナからスペイン各地へ、
またフランスなどスペイン国外へ出る際に利用します
。
駅はほどほどにキレイでしたが、
歴史の重みを感じさせる風情は感じられませんでした。
駅から至近の場所にあるExpo Hotelにチェックイン。
重いリュックを置いていざバルセロナの街へ
。
初めてのスペイン、
何となく決めた行先がカタルーニャ州に位置するバルセロナでした。
(こちらも独立をめぐって揉めていたらしい)
私にとっての、バルセロナはサグラダ・ファミリア、
そしてフレディ・マーキュリーの歌った「BARCELONA」(なんとも単純なイメージ展開)
。
サンツ駅からは地下鉄一本でアクセスも便利です。
めぐりあったサグラダ・ファミリアは
誤解を恐れずに言えば「あれ?小さい??」でした。
ガウディの未完の傑作。
イメージを勝手に膨らせていたせいか、少し期待外れではありましたが、
それでもあの壮麗さは別格して、
細部にまで込められたガウディの思いは充分すぎるほどに伝わってきました。
世界中から大勢の人々がこの聖堂を見に集っていました
。
これまで見てきた教会建築とは全く異なる、ガウディの溢れる才能と対峙した瞬間でもありました。
ガウディは1926年6月、夕方のミサに向かう途中、路面電車に撥ねられその生涯を閉じます。
質素なその装いの老人が、稀代の建築家ガウディその人であることを一見して判るものはなかったといいます。
自らの生涯をかけて臨んだサグラダ・ファミリアは未だ建築途中。
その完成を見守るかのようにガウディはその麓で永遠の眠りについています。
ガウディが死の直前、最期に遺した言葉が甦ります。
「最高のものを造ろうではないか」
空港に到着したときから、ガウディ建築の本を持った人を何人か見かけました。
市内に入れば、カメラ片手に真剣にアングルを考えている人たちの集まるところ、
それがガウディ設計の建物だった…という具合に。
今も多くの人々を惹きつけてやまないようです。
サグラダ・ファミリアを後にして、歩の進むまま旧市街、
カタルーニャ広場へと流れつき、ほっと一息ついたのが、スターバックス
。
スタバは、今やマック並みに世界のどこでも見つけることが出来ますが、
世界のどこでもある程度、同じ味が楽しめるというのは実はとても有難いことなのです。
初めての土地で、見聞きする全てが未知なるもので囲まれると、
想像以上に肩の力が入っているものです
。
それをふと緩やかにしてくれたスタバのひとときを経て、もう一度賑わう街の喧噪の中へ。
夕刻を少し過ぎても、お日様はまだ高いところで、空の濃さもまだまだ健在です。
力み軽やかになった私がふらりと訪ねたのがバル。
バルセロナに乾杯するとしましょうか
。
