ある夏の終わり、魂の洗濯にニューヨークに旅立ちました。
このときの旅、ちょっとしたゴタゴタがありまして…
。
出発一週間前、一緒に行く予定だった相手と旅の打ち合わせに待ち合わせたところ、
「実は子が出来て…」と
。
とてもおめでたいことなんだけれど、「えっ、旅行どうするの??」と
現実に立ち戻るのに時間はかかりませんでした
。
いやいや、そんなのムリですって…知り合いを訪ねるわけでもない、安定期にも入っていないのに海外、それも10時間以上のフライト。
でも当の本人は「全然大丈夫。行くから。」と言い張るのみ。
その日は打ち合わせという打ち合わせも出来ず、帰宅して「どうすべきか」自問自答したものです。
結論は「何かあったとき、私は責任を持てない」でした
。
翌日、彼女にそのことをメールしたときのあの嫌~な気持ちは今でも苦い記憶として残っています。
しばらくたって彼女から返信がありました。
「自分は行く気だったけど、そういうふうに言われたら行けない。」
きっと当の本人が一番パニックだったでしょう。
彼女らしくない感情的な文面を読むのはとても辛かったです。
ちょうどオペラとフィルのオープニングガラの日に合わせてとった旅日程。
レアチケットを必死でおさえ、ツアーも手配して、ホテルもグレードアップ
・・・だったんですがね。
一週間をきってそれからホテルを手配するにも叶わず、ツアーもガラチケットも返金は出来ないし…
お金
の清算って、なかなか言い出せず、結局そのままに。
言いづらいことですが、人生の岐路に立つとき、そのふるまいに
人間の実は真のところが見えたりするのかな。
それ以降、気まずくなってしまった関係となってしまいましたが、
今考えてみても、あのときの自分の結論は間違っていなかったと思います。
何かを得るということは、何かを捨てること。
そして自分の行動の結果は、無条件で自分が引き受けるべきだから。
他人に僅かでも責任を背負わせることは可能な限り避けねば。
周囲には「そんなケチのついた旅行はやめたら?」と言われましたが、
私の魂の洗濯にさほど猶予がある状態であったわけでもなく![]()
出かけることにしました。「ま、支払いは何とかなるさ??」ということで。
このときの旅は何だかもやもやした気持ちでJFKに到着しましたね、さすがに。
それでもニューヨークの清々しい空気と、行き交う人々、そして大好きに建物巡りをして、
マンハッタンを縦に横に、地下鉄とバスを乗り廻ってたーーーーっぷり堪能した濃厚な旅になりました。
リバーサイドドライブを夕焼けに包まれながら歩いたあの充実感、
今もしっかり覚えています。
このとき、ふと思い立って出かけたのがお隣ニュージャージ州にあるプリンストンでした。
あのアイヴィーリーグの一つ、プリンストン大学を擁する町。
アッパーウェストのホテルを出て地下鉄でPenn Staへ。
旅の続きは次の機会に
。
