「風土とFoodは相通ずるもの」と、ある人物から持論を聴かせてもらい、
やけに納得して、何やら得をしたような気持ちになったことがあります
。
見る、感じる、学ぶは旅のパーツの重要な要件で、
「食」
はこの三つに全て当てはまります。
そういう意味では「う~ん、この国のお料理はちょっと厳しいなぁ」
という場所に出かけると旅から得られる満足度に大きな差が出てくるわけで…。
そんなことから避けていたのがタイでした。
長らく「酸っぱくて辛い」あの独特の味付けがどうにも馴染まず、
パクチーを食べたときの鼻から抜けたあの鮮烈な香りは、
「臭い」でしかありませんでした。
しかし歳を重ねるとは、あらゆることへの許容範囲を広げていくことでもあり、
「そう悪くないじゃないか」と私の味覚の裾野が広がった頃、
タイ・バンコクに旅する機会が訪れました
。
成田を出発して、香港でトランジットしてバンコクに到着したのは深夜過ぎ。
出迎えてくれた現地ガイドがホテルまで案内してくれました。
ガイド…この人がまた明るいというか、
賑やかというか、騒々しいというか、
長時間のフライトのあと、湿度の苦手な私には不快指数が一気に上がってしまいました
。
でも、翌日の市内観光、リバークルーズに出かけ、
市内の装飾美しい寺院(金ピカです)へのこのガイドが案内してくれたのですが、
この調子にやがて馴染まされていました。
総じて人は親切で、暖か。「微笑みの国」とはこのことか。
そして底力すら感じるあの明るさは、どの国でも接したことのない独特のものでした。
バンコクの市内は高層ビルが林立する一方で、
低層階の旧い住宅が今なお残る混然とした街で、治安も場所によって大きく異なります。
バンコク風情を感じる屋台もたくさんありましたが、堂々とした野良犬の多さにはビックリ
。
この国では犬は仏様の使いとかで大切にされているそうです。
いやいや、食べ物のそばに犬がウロウロしていますから…![]()
でも、彼らにとってそれは全くあたりまえのことで、当然の風景。
所変われば人もまた変わる、これをしかと感じられるのも旅の醍醐味の一つです。
とはいえ、私のお腹にはハードルが高いので、屋台は試しませんでした
。
バンコクの旅、次回に続きます。
