太陽の棘
原田マハ著
文春文庫
2024.8.24読了
☆☆☆☆
終戦直後の沖縄で、貧しいながらも芸術活動を続けていた人たち。そんな彼らと交流を持った、米軍の若き軍医の物語。しかし実際にこんな奇跡のような出来事があったとは…。この作品を読まなければ知ることは無かったと思うと、著者には感謝しかありません。
カバーの肖像画は、本作のモデルとなった人物を描いた実際の作品。この、訴えるような力強さはなんなんだろう。機会があれば沖縄に行って、ニシムイ芸術村の人たちの作品を是非見てみたいと思う。