読書感想(275)「太陽の棘◆原田マハ」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

太陽の棘

原田マハ著

文春文庫

2024.8.24読了

☆☆☆☆

終戦直後の沖縄で、貧しいながらも芸術活動を続けていた人たち。そんな彼らと交流を持った、米軍の若き軍医の物語。しかし実際にこんな奇跡のような出来事があったとは…。この作品を読まなければ知ることは無かったと思うと、著者には感謝しかありません。

カバーの肖像画は、本作のモデルとなった人物を描いた実際の作品。この、訴えるような力強さはなんなんだろう。機会があれば沖縄に行って、ニシムイ芸術村の人たちの作品を是非見てみたいと思う。