オリジン
ダン・ブラウン著
越前敏弥訳
角川文庫
2021.3.11読了
☆☆☆☆
ロバート・ラングドン教授、今回の活躍の舞台はスペインです。ビルバオのグッケンハイム美術館、バルセロナではカサ・ミラにサグラダ・ファミリア、そしてマドリードの王宮。圧倒的な描写で臨場感は抜群。テンポのいい展開に2転3転する犯人像、そして意外な真犯人と、最高に楽しめるエンターテイメント小説です。ミステリー物には鬼門となりがちなSNSやAIなどを、逆手にとって駆使しているところも新鮮でなかなかよろしいかと。