不連続な四つの謎
海堂尊 中山七里 乾緑郎 安生正著
宝島社文庫
2021.1.29読了
☆☆☆☆
著名なミステリー作家4人の短編を収めた1冊。それぞれは完全に独立したストーリーなのだが、次の作品へつながる幕間の1ページのおかげで、全体として緩く繋がった作品に仕上がっています(なのでタイトルの“不連続”は厳密には正しくない)。いずれもミリオンセラー、ベストセラー作家でミステリーとしての面白さは抜群なのだが、この4編だけで比較すると海堂尊の圧巻と言う感じ。普段読まない作家の作品にも触れることができて、ちょっとお得感があるところもいいね。