Restaurant be | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【3月13日(金)】

さて、月イチのワインフェア、順調に出席を続けてます(笑)。

3月のテーマはちょっと志向が変って、“オセアニアと日本人の友好のワイン”。要はワインが先に決まって、シェフがそれに合わせた料理を作る、ということみたい。ソムリエに主導権奪われたか?(笑)。



まずはローランペリエで乾杯!。



1杯目はニュージーで活躍する木村さんの、キムラセラーズ・マールボロ・ドライリースリング。恐れていた(笑)石油香は無く、リースリングというよりむしろソーヴィニヨンのようなスッキリした風味です。



【海の幸とホワイトアスパラガス 日向夏とからし菜のクーリー】

コンフィされたホタルイカとウニ、マリネされたサヨリ、ボイルされた赤貝。様々な海の幸を、甘酸っぱい日向夏とからし菜のソースがうまくまとめてます。爽やかな料理に爽やかなワインがベストマッチでした。



オーバーザレインボー・シャルドネ 2019

これも木村さんが手がけたワインだが、醸造したのはオーストラリアのワイナリー。ネズミのエチケットは日本の絵本作家谷口智則さんの作。3ヵ国合作のワインです。

 

【広島県産鱸とムール貝 オマール海老のナージュブイヨン煮 トマトとセルフィーユの香り】

淡い味付けのスープには、オマールとムールの旨味が溶け込んで上質な仕上がり。シャルドネのくせに全然しっかりしてない(笑)ワインと、“軽さ”のバランスがうまく取れてました。



ウインダウリーエステート・サクラ・シラーズ 2017

2杯目のシャルドネと同じワイナリーのシラーズ。醸造に日本人は関わっていませんが、エチケットのサクラは、太平洋戦争のときの日本人捕虜にまつわる出来事に由来してます。


【国産豚スペアリブとドライプラムの煮込み 春野菜と】

単なる赤ワイン煮では、このシラーズには合わないんだな。プラムの甘さがあって、初めてワインに対峙できる。そこに春野菜の苦みのアクセント。料理の完成度もマリアージュもブラボーでした。



最後はボルドーと



フロマージュでフィニッシュ。

 

今回は3品とも“マリアージュ”という観点ではほぼ完璧な出来でした。ソムリエさんが主導権持ったほうが、料理のバリエーションが広がって結果的に楽しめるみたい。次回も楽しみにしてます。