【11月9日(金)】
毎月のマリアージュ企画を楽しませてもらっているレストランbe。たまにはコース料理も食べたいなぁとmywifeと話していたら、ちょうど8周年記念の特別コースが10日間限定で供されるとのこと。グッドタイミング!。
8周年おめでとうございます。
今回ワインはペアリングでお願いしました。乾杯のシャンパンはジャン・ヴェッセル。
【雲丹のフォンダン スダチの香る冬瓜ソースを注いで 生雲丹を添えて】
【国産鮑のコンポート ポワローのテリーヌ 肝のクリームソース】
日本酒で柔らかく煮た鮑。クリームが入っているとはいえ、この肝のソースの優しさはやっぱりジャパニーズだな。
コヤマ・ワインズのリースリング。和食っぽいフレンチには、日本人が作ったワインを持ってきた?(笑)。肝にリースリングか?と思ったが、意外と合うもんだね。
【フォワグラソテー 梅干しのコンフィチュールと梅干しのキャラメルソース】
フルーツの代りに梅干しを持ってくるとは。単に甘いだけでないのがいい。
ワインはカルム・リューセックのソーテルヌ。いろいろアイデアはあるだろうけど、やっぱりフォワグラにはソーテルヌが鉄板だと思うな。
色は濃いが、これも優しく風味豊かなソース。一般的なフレンチのように、淡白な食材にソースで味付けするのではなく、あくまで素材を生かすアプローチには好感が持てます。カマスの皮の焦げた香りに、樽香の効いたナパのシャルドネがうまく合ってました。
【カナダ産活オマール海老のポワレ バニラ香るアメリケーヌソース】
素材の良さ、スープの旨さはやっぱりピカイチですね。こういうクラシカルなメニューでは、なおさら際立ちます。
【特選和牛ローストビーフ 自家製ベーコン香る大根ソース 生山葵を添えて】
そしてメイン。大根のソースはどことなくおでんのような風味だし、ホースラディッシュではなく生山葵だし、これも和のテイストに溢れてる。野菜も手を抜かず、しっかり存在感あり。
赤ワインはボルドー(銘柄は忘れてしまった・泣)。メルロー主体で適度にタンニンあり。牛肉のおでんには(笑)、これくらいの強さがちょうどいいね。
チーズに合わせるのは、ジュラの黄色ワイン、ヴァン・ジョーヌ。もうこれ以上のものはありません。
美味しいのはもちろんだが、石田シェフの作る料理の嗜好とか指向とかが、我家の嗜好とか指向にあう。もちろんワインのセレクトも。だからbeは安心安定のお店なんですね。これからも試行錯誤して(ちょっとくどい?・笑)、がんばってください。期待してます。