【9月27日(木)】
この日は東京日帰り出張。夕方の便で帰ってきて、市内でmywifeとdinnerしました。
広島エキシティのYEBISU BAR
で、待ち合わせまでの時間調整。
カープ優勝記念でお安くなったビールと、ハーブチキンのサラダ。ひと口飲んだところで、mywifeから“早く着きそう”とのメールが。とりあえず1杯だけ味わって、そそくさと退散しました。
さて、ここからが本番。ツキイチのレストランbeのマリアージュ企画。9月のテーマは“日本のテロワール”。日本の風土をフレンチでどう表現するのか?。料理とワインのマリアージュより、そちらのほうが気になったりして(笑)。
【雲丹のフォンダンと昆布〆鯛の炙り スダチの香る一番出汁の冬瓜ソースを注いで】
昆布、スダチ、冬瓜に出汁はホタテという和の食材なのに、ソースにクリームが入るだけでしっかりフレンチになっている。なるほどな、という感じ。ワインも日本で来るかと思いきや、イタリア、ピエモンテのソーヴィニヨンブランがサーブされました。ジャコモ・グリマルティ・ラング・ソーヴィニヨン 2016。ふくよかな味わいが鯛の旨みに、柑橘系の香りがスダチに素直に合ってました。
【甘鯛の松笠焼き 干しエビ 音戸ちりめん 昆布の出汁ソース】
パリパリの鱗が楽しい松笠焼に、これも和の出汁ソース。エビの香りがすばらしい。シンプルな味付けで、素材の風味を前面に出した和食に近いこの料理に合わせたのは、アイ・ヴァインズ甲州 2017。繊細な料理には、品のいい日本のワインがやっぱりいいね。
【特選和牛フィレ肉のグリエ 銀杏のクリームソース 三つ葉の香りをつけて 粉山椒をアクセントに】
滑らかな銀杏のソースに、山椒のピリピリと三つ葉の香りでしっかり和になっている。盛り付けもなんとなく秋らしいし。ワインはスペインの赤、グランデス・ビノス・イ・ビニェドス・アナヨン・セレクション 2013。果実味豊かでタンニン控えめの穏やかな味わいが、どちらかというと優しい仕上げのグリエとうまくまとまってました。
和の食材をフレンチに仕立てるその工夫、なかなか楽しかったです。合せるワインを、日本にこだわらなかったのもまた一興でしたね。本国のコテコテのフレンチより、ボクはこっちのほうが好きだな(笑)。