【11月30日(木)】
レストランbeの毎月恒例のマリアージュ企画、11月のテーマはうなぎです。うなぎというと土用の丑の日のイメージですが、旬は秋から冬にかけてなんですね。
待ち合わせのmywifeが来るまで、シャンパン飲みながらメニューを予習(笑)。
マデラ酒とバルサミコを煮詰めたタレで焼かれたうなぎは、まんま蒲焼。濃厚なうなぎに、酸味の効いた茄子のマリネが対抗。そこを風味豊かでしっかりした、オーストラリアのヤルンバ・ワイシリーズ ヴィオニエ2016が取り持ったという感じ。
【うなぎのマトロート ホタテ・フォワグラのグリエと共に】
赤ワインとポルト酒で煮込まれたうなぎ、フォワグラのグリエ、蒸し焼きの野菜、こちらは全体がうまくまとまったひと品。ワインはソノマのマクマレーセントラルコースト ピノノワール 2014。ブルゴーニュではなく、カリフォルニアのピノだからジャストミートした、という技ありの選択です。
次の料理の前にサイフォンが出てきました。焼いたうなぎの骨とコンソメで、目の前でスープを完成させるという演出。なかなか楽しいアイデアです。
これは洋風のひつまぶし。うなぎの燻香とトリュフの香りが何とも贅沢です。まずはそのままいただいて、途中からは骨のスープをかけて、更に薬味のワサビと紅心大根を駆使して、様々なパターンで楽しめます(笑)。合せたワインはイタリアのヴィノジア シントニア 2015。スッキリした果実味が、どのパターンにも違和感なく馴染んでました。
和食にワインというのは今では一般的だけど、その和食を洋の食材で変換して、そしてワインを合わせるというのは、なかなか斬新でおもしろい発想です。毎回期待を裏切らない完成度は、相当な試行錯誤と工夫の結果なのでしょう。石田シェフ、次回も楽しみにしてますよ!(ハードル上がってます・笑)。