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アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【7月27日(木)】

3種類の料理に3種類のワインをマリアージュする、be の月例イベント。4月のイカ 、5月の と楽しませてもらったので、7月も参加してきました(6月は都合がつかずパス)。今回の食材のテーマは鮎。どんな料理がサーブされるか、楽しみ楽しみ。

 


最初の料理は、鮎と焼きナスのルエル。ソースは、オレンジ色はパプリカ、グリーンはバジルとルッコラ、ブラウンは鮎のワタとアンチョビがベース。見た目も美しく、3種類の味が楽しめる、なかなかのひと品。合わせたのはヴィラマリアのスパークリング。ソーヴィニヨン・ブランの緑の香りが共通点か。

 


ふた品目は鮎の冷製ポタージュ。ドライアイスの煙の演出で、あくまでも涼しく。

 


中に浮いているのは、鮎のワタを使ったアイス。ワインは同じくヴィラマリアのリースリング。これにリースリングか?と思ったけど、これが意外と合う。ワタを使っているけど苦みは無く、ポタージュの濃厚さに、リースリングの酸味とミネラル感がうまくバランスしてました。



最後は鮎の姿焼き。といっても単に焼いただけではなく、いったん鮎を解体し、骨は素揚げに、身はローストして再び魚の姿に戻すという凝りよう。身やワタを使った複雑な味のソースが、さらに手間隙を感じさせます。合わせたワインはピノ・グリ。この単純な風味が、料理をうまくアシストした感じかな。
 


やっぱりここの料理は期待を裏切らないなぁ。ひとつの食材を、味、食感、温度の違いでここまで楽しませてくれるとは。見た目の美しさもすばらしいし。ワインの合わせ方も変化球っぽくて面白いのだけれど、ここのところヴィラマリア縛りが続いているのがちょっとねぇ。せっかくだから幅広い選択肢の中からマリアージュしてほしいな。