読書感想(144)「モップの精は深夜に現れる◆近藤史恵」 | アルジャーノンにシャンパンを

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モップの精は深夜に現れる

近藤史恵著

文春文庫

2017.6.15読了

☆☆☆☆ 


天使はモップを持って ”の続編。掃除の天才キリコちゃんは、結婚して主婦になっても清掃作業員の仕事を続けてます。そしてオフィスで起きる事件を、鮮やかに謎解きしていく・・・のだけれど、前作に比べるとストーリーはやや長めで複雑。しかも最後の1話は、それまでとまったく異なる志向だし。軽やかに飛び跳ねる天使から、ちょっと落ち着いてモップの精になった、というタイトルどおりの印象です。