読書感想(109)「七つの会議◆池井戸潤」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

七つの会議

池井戸潤著

集英社文庫

2016.7.18読了

☆☆☆



製造メーカーが不良を出したとき、その対応を誤ると大変なことになる。三菱自動車のリコール問題しかり、VWの排ガスデータ不正しかり、東洋ゴムの免震ゴムデータ改ざんしかり。そんな拙いやり方のお手本のようなストーリーで、同じ製造業に身を置くものとしては「それはいかんやろ」というのが正直なところ。しかし不正に発展するきっかけは、担当者の隠ぺいであったり上司の保身だったりと、ありがちなのも事実。自らの襟を正し、ミスジャッジをしないためにも、読む価値ありの1冊です。