ある意味、広島で最も愛着のあるお店だったかもしれないフレンチレストラン、ル・ココ。残念ながらボクの誕生日5月9日をもって閉店となりました。まぁ、ボクの誕生日は何の関係もないのだけれど(笑)、シェフのアサダさんが料理の勉強のため、1年間フランスに行かれるとか。しばらく食べられなくなるアサダさんの料理を愛しんで、最後の晩餐を企画しました。
この日は12人で貸切り。料理はアサダさんに、ワインはソムリエールさんにお任せです(あっ、予算だけは伝えておきました・笑)。
酸味強めのシャンパーニュで乾杯!。
Francis Boulard Les Murgiers Brut Nature
KAEFFERKOPF 2008
解禁にはちょっと早かったので、名物の鮎料理ではなく、鰻のスモークとキュウリの前菜。濃厚なBINNERとはいいマリアージュです。
Domaine de Chassorney
Saint Romain 2007
Sous du Chateau
リードヴォーとキノコのソテー。西洋ワサビの風味が脂っこさをうまく中和してますな。
赤は、先に飲んだ白と同じ造り手さんの同じビンテージのもの。共通項が感じ取れるかな?。
Domaine de Chassorney
Savigny les Beaune 2007
Les Gollardes
もう1本は村違いの水平展開。

Domaine de Chassorney
Auxey Duresses 2007
Les Crais
なかなかおもしろい飲み比べでした。
そしてメインはかすみ鴨のロースト。しっかり食べ応えのある鴨肉に絶妙のソース、野菜もいい仕事してます。
立体感のあるデザートは、チョコのマドレーヌとココナッツのアイス。
この日の料理もすばらしいのひと言。ワインはちょっと変化球もあったりして、それが分かるメンバーと、楽しい時間を過ごすことができました。
いつ行っても満足できるこの安定感。これがル・ココの魅力のひとつだけれども、もしかしてアサダさん、その状態に飽きた?(笑)。現状をブレークスルーするには大変なエネルギーが必要で、フランスで1年かけてそれを充填するつもりなんですね。
帰国されてからの料理、楽しみにしてます!。