渋谷でアルザスを堪能しました。 | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

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というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

シャンパーニュ、ブルゴーニュと並んでボクが大好きなのがアルザスのワイン。そんなこともあって去年のGWはアルザスのワインロード を巡ったんだけど、行っといてよかったなぁ。今はもうあちら方面は危なくて行けないもんね。


そんなアルザスのワインと料理を楽しめるお店があるということで、ちょうど3連休で茅ヶ崎に遊びに来てたmywifeと偵察してきました。


そのお店は、JR渋谷駅から歩いて10分くらいのところにあるコテ・フー 。10数人入ればいっぱいになるくらいの空間で、一番存在感があるのはカウンターの中のでっかい石釜。フロアより厨房のほうが広いんじゃない?(笑)。ちなみに加熱調理はすべてこの釜でやってるそうです。




まずは、タルトフランベの生地の切れ端をクリームチーズとハーブのディップでつまみながら、スパークリングで乾杯!。



MEYER FONNE BRUT EXTRA

シャンパーニュのようにきれいな泡が印象的。


アルザス料理といえばタルトフランベ。最初はハーブと野菜をたっぷり乗っけた定番のものから。釜で焼かれた生地の香ばしさに、ハーブの香りと野菜の苦みが新鮮でいい。

そしてこれに合せたのはアルザスのミュスカ。

Seppi Landmann Cuvee Erotique 2014

爽やかな酸味に僅かな苦みとミネラル感あり。タルトフランベの香りと味に絶妙にマッチ。やはりその地の食べ物にはその地のお酒が合う、ということですね。




鮨じゃありません(笑)。蒸したジャガイモ(ツキアカリ)の上にローストしたサンマを乗っけたもの。アルザス料理のベッコフの変形版といったところかな。



これらをぐちゃぐちゃに混ぜて、バゲットに乗っけて食べたら、そりゃ美味しいわな。

ワインはこれもアルザスのピノノワール。

Agathe Bursin Strangenberg Pinot Noir 2012

ブルゴーニュかと思うくらい正統派の上品な香りに、アルザス特有の若干の甘味。これも美味しいワインだったなぁ。女性の造り手さんだそうです。



焼き野菜は、ダイナミックに盛りつけられたカリフラワーとキャベツ。



でも石釜で焼かれてるのでホクホク。野菜の甘味が引き出されて、岩塩を少しつけるともう絶品。素材が良ければシンプルな調理でもすばらしいひと品になるね。

で、ワインはゲベルツにするか迷った結果、軽めのリースリングを選択。

Domaine Albert Mann Riesling 2014

柑橘系の香りでやや強めの酸味。野菜の甘さにスッキリとしたコントラストで、これもいい組合せでした。



そしてラストは牡蠣のタルトフランベ。火加減バッチリ、ジューシーで立派な牡蠣がこれまた美味しい!。

合わせたワインはしっかりめのリースリング。

Leon Beyer

Cuvee des Comtes dEguisheim Riesling 2007

熟成感があり果実味も強い。しかし決して濃厚ではなく上品。アルザスらしい美味しいリースリングでした。じつはこのワインの醸造所があるエーグスハイムという街は、昨年ワインロードに行ったとき最後に少しだけ立ち寄ったとこなんだね。あのときは時間が遅く、ワイナリーはすべて閉ってたので街並を眺めただけだったけど、このワインと出会ってたら間違いなく大人買いしてたな。


こんな感じで、この日のアルザス三昧のディナーはワインも料理も申し分なく、そのうえリーズナブル。日本でこんなにアルザスを楽しめるお店があるとは大発見でした。美味しいリースリングとタルトフランベが食べたくなったら、間違いなくこのお店に直行だな(笑)。