読書感想(95)「十二年目の映像◆帚木蓬生」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

十二年目の映像

帚木蓬生著
集英社文庫
2015.7.6読了

☆☆☆




この本が最初に発行されたのは、1969年の東大安田講堂事件から12年経った1981年。学生として闘争に加わった人たちの、12年後を舞台にしたサスペンス小説です。当時を知る人が、発行されたころに読めば、タイムリーで臨場感ある物語として楽しめたんだろうけど、ボクには、そのあたりの感覚がないので、おもしろさは半減かな。学生闘争にもいいイメージは無いし。そもそも、なぜ今このタイミングで文庫化したのかがよくわからない。

ちなみにこれで、著者の今までに発行された文庫本はすべて読みました。まだ文庫化されてない作品がいくつかあるので、文庫化されるのを楽しみに待つことにします。ちなみに文庫本しか買わないのは、携帯性と保管場所の問題です。念のため(笑)。