ブルージュ~アルロン~ルクセンブルク | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

さて、前回の続きです。


【4/29】


ブルージュで泊ったのはこんなホテル。古い街並みの中で、モダンな建物はひと際目立ってました。



実はホテルというより、一般の民家が使ってない部屋を旅行者に貸してるって感じ。部屋には普通の家具なんかが置いてあったりするし。でも清潔でアットホームないい宿でした。


美味しいパンにチーズ、ハム、スクランブルエッグ。最強の朝食です(笑)。ちなみにジャムは、ここのお母さんの手造りって言ってたかな?。


この日はブルージュ散策。小さな街なので歩いて充分周れます。小雨が降ったりやんだりの天気だけれど、まぁそれも風情があって良かったよ。



運河に囲まれた歴史のある街並みは世界遺産に登録されています。


観光客もたくさんいて、天気は良くないのに運河めぐりの遊覧船は盛況でした。



13世紀ころ建てられた聖母教会。高さ122mのこの建物を、当時どうやって立てたんだろうねぇ。日本は鎌倉時代だぞ。


中心部を少し外れると緑がいっぱい。まるで絵画のような風景です。


昼頃になると、広場までテーブルが進出してきてオープンカフェになります。



で、ボクたちがランチしたのはこのテントの下。



ここでのビールはPaljas。ブルージュの地ビールです。



フランス語のメニューは全然読めない。一応、友人に説明はしてもらうけど、たまに想像してたのと全然違うのが出てきたりします(笑)。これもそのひとつだったかな。野菜たっぷりのサラダをイメージしてたのに・・・。

ちなみにベルギーにはフランス語圏とオランダ語圏、一部ドイツ語圏もあります。なので標識や看板、メニューなんかは、ほとんどがフランス語とオランダ語の併記になってます。長い歴史の中で侵略された過去の名残なんでしょうね。単一民族、単一言語の日本では考えられないことです。


昨夜、夕食をとったマルクト広場。



正面には州庁舎。



ここはショップが並ぶ通り。


お酒屋さんに入ると、両壁面がベルギービールで埋め尽くされてました。



ベルギービールはどの銘柄もオリジナルのグラスが用意されています。これは、そのビールが最も美味しく飲めるサイズや形になってるんだって。



ボクのお気に入りORVAL。€3.5って・・・結構高いな。

チョコレート屋さんもたくさんありました。その中でボクの目を引いたのはここ。


ボルト、ナット、工具類。これ全部チョコレートです。よくできてるよ~。溶けるリスクが無かったら買って帰りたかったな。



街で見かけた、日常の足として使われているCOLNAGOくん。実用重視のシクロクロス仕様ってのが渋いぞ!。


街全体が中世のままの状態で残されてて、人々が未だその中で生活しているブルージュ。その美しさも相まって、ちょっと現実離れしたような雰囲気の街でした。


さて、ブルージュを堪能したあとは、友人夫妻の家があるアルロンへ移動です。西端のブルージュから東端のアルロンまでベルギー横断約300km、3時間半のドライブです(ちなみにベルギーの高速道路は制限時速120km/h)。


はい、到着しました(笑)。

閑静な住宅街にある友人宅。

地上2階地下1階、広々とした庭付き。なんとも羨ましすぎる住宅事情です。



南側にも広い庭とウッドテラス。この夜最初の1杯はここでいただきました。



そしてキッチンのテーブルに戻ってディナー。ハムにチーズにバゲットにワイン。それはそれは楽しいディナーになったことは言うまでもありません(^O^)/。


【4/30】


翌日は朝、アルロンの街を散策。



小高い丘の上にある教会に登りました。



アルロンは自然いっぱいの小さな田舎町。でも隣のルクセンブルクからは通勤圏内なので、物価の高いルクセンブルクを避けてベルギーのこのあたりの街に住んでる人がたくさんいるらしいよ。友人の旦那さんも、実はそんなひとりだったりして。


ブルージュでもそうだったけど、こちらの建物は建築年を表示している物が結構あります。

これは1758年完成。重要文化財じゃないよ、普通の民家で人が住んでるんだよ!。


アルロンの街中をぶらぶらした後は車でルクセンブルクへ。アルロンからは車で1時間弱です。


ルクセンブルクは渓谷の都市。それが自然の要塞になってて、ずっと独立を維持できたらしい。ここはボックの砲台と呼ばれる観光名所。

丘の上には近代的な建物が。歴史のある街並みとのコントラストがルクセンブルクの特徴ですね。

城壁の上から見下ろせるのはサンジャン教会。



市中心部にあるノートルダム寺院。この壮大な教会にも立派なステンドグラスがあったよ。



大公宮。ルクセンブルクの元首、アンリ大公の執務室兼迎賓館として使われています。近衛兵ひとりが歩哨してたけど、それにしても警備はこの程度でいいの?。



憲法広場という硬い名前の公園にそびえる塔。



ここいらで昼食を。夜は若者に人気のBarになるというお店に行きました。



チキンバーガーとルクセンブルクのビール。写真じゃわかり辛いけど、このチキンバーガー、かなりでっかいです(笑)。



この質素なオフィスはなんと首相官邸。観光客が普通に行き来する通りに面しているのに警備も何もないって、ルクセンブルクはそんなに平和な国なのか?。



渓谷の城壁に囲まれた旧市街の外には、近代的な高層ビルが立ち並ぶ新市街があり、高架橋で結ばれてます。



ロンドンに次ぐユーロ市場で金融王国のルクセンブルクには、欧州裁判所などの国際機関も集まっています。


夕方、ルクセンブルクの政府機関に勤める、友人の旦那さんの仕事が終るのを待って合流。友人とmywifeは途中ショッピングして帰宅。ボクは旦那さんの車に乗せてもらって、ドライブがてらちょっと遠回りして帰ることになりました。

旦那さんが通勤に使ってるのはPORSCHE BOXTER。ボクの大好きな車です。信号なんてほとんど無い田舎のワインディングロードを、オープントップで走る気持ち良さったら!。ライトウエイト&ミッドシップの挙動は、助手席に乗っていてもボクの車との違いがよく分かる。これは運転が楽しいだろうなぁ。



オープンのまま停めておけるガレージ、これボクの理想です。


世界各地を旅行している友人夫妻。リビングボードの中にはいろいろな国のお酒がコレクションしてありました。どれでも好きなの飲んでいいよ、って言われたので、見たことのない珍しいボトルを選んでみました。

ジャボチカバというブドウの一種で造ったリキュール。ブラジル原産です。味は甘くて、咳止めのシロップみたい。でもこのころ咳がよく出てたので、ちょうど良かったかも(笑)。


そしてこの夜のメインディッシュは、シェフを目指して修行中の長男くんが腕をふるってくれました。

特製ソースのかかった鴨のロースト。焼き加減バッチリの鴨肉に、名前忘れちゃったけどベルギーの甘味料を使ったちょっと甘めのソースが絶妙の相性。つけ合せの野菜たちも上手にできてたよ。長男くん、Good job!。



美味しい料理に美味しいワインがあって、日本のことベルギーのことフランスのことなどいろいろ話ができて、ホント楽しいディナーでした。


ふぅ、やっと4月が終った・・・。

次はいよいよアルザスのワインロードだよ~。