疾風ロンド
東野圭吾著
実業之日本社文庫
2014.2.15読了
☆☆☆☆
東野圭吾の作品なので期待して読むからかもしれないけど、ちょっと強引すぎる展開やあり得ないような偶然に違和感があり、ストーリーの緻密さに欠けるかな、という印象でした。エンディングも、もう少し先の結末まで表現してほしかったし。
それでも、次々に変化する状況とそのスピード感、最後の最後まで安心できない展開は著者らしく、そのあたりは楽しめたのでギリギリ☆4つとしよう。
巧みなゲレンデ描写で、今のスキー場の状況がどんなものなのかなんとなく想像ついたけど、ボクが現役だった20年前に比べるとボーダーのレベルが全然違うような気がするな。久しぶりにボードでパウダーランしたくなったよ。