読書感想(71)「甘い生活◆島地勝彦」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

先日、新宿伊勢丹メンズ館8Fにある“サロン・ド・シマジ”に行ってきました。週刊プレイボーイのかつての名編集長、島地勝彦さんがやっているBarで、10人も入ればいっぱいになるカウンターのみの狭い空間です。美味しいシングルモルトを飲みつつ、上等なシガーの香りを嗅ぎつつ、島地さんや居合わせたお客さんとの上質な会話を、ひととき楽しみました。雑誌やWebで見かける著名な方なんかも顔を出したりして、まさしくシマジワールドでした。

さてそんな素敵な老後(失礼・笑)を送っている島地さんの本です。


甘い生活

島地勝彦著

講談社

2013.10.26読了

☆☆☆☆


アルジャーノンにシャンパンを

2009年に発刊されたこの本、著者があるメディアに連載していたコラムのうち130編あまりをまとめたものです。

少年時代から大学を卒業して編集者になり、さらに編集長から役員に上り詰めて現在の作家業に至るまでのさまざまなエピソードを、洒脱な文章で読ませてくれます。まぁ、ある意味で島地さんの自叙伝みたいなものですね。

ダンディズムを追求するライフスタイルからくる逸話には感心するばかりですが、あまり品のよろしくないシモネタ話が地雷のようにそこここに埋設されているので、淑女の方が読まれるなら要注意かもしれません(笑)。