年少家を辞し冠軍に従う

金鞍 宝剣 激動に去り

寒水で馬骨傷せしか否か知らず

唯 龍城に暮雲起きるを見る

 

Yoshiのつぶやき】

戦場の詩だ。

少年が家を辞し兵隊となった。

持って出た武器は戦場で失った。

馬が冷たい雨で足を傷めたかどうか知らない。

唯 龍城に夜の雲が湧きあがるのが見える。

 

丁丁たる漏水 夜は何んと長いことか

漫漫たると軽雲に 月光露わる

(ちかず)き暗虫通び(ゆう)(ひび)

征衣にいまだ寄らず飛霜なし

 

Yoshiのつぶやき】

最後の部分 良く判らない。恋する人に早く

遇いたい心境か?

猿愁き魚踊り水翻流す

自古流に傳へよう是屈原なり

頻藻盤に満ち無き処莫なし

空に聞く漁夫の奏でる舟歌を

 

Yoshiのつぶやき】

猿が啼き 魚が躍り

いかにものどかな光景だ。

でも違いそうだ。

屈原とは、大変優れた 不遇の武将だ。

のどかに見えるが、水の中の自然の闘い

を感じての句だろう。漢詩は難しい。

日本人と中国人とは別の生き物だ。