霊徹上人を送る 蒼蒼(そうそう)たる竹林寺 杳(よう)杳(よう)たる鐘声晩(ゆうぐれ) 笠を荷(にな)い 夕陽を帯び 青山独(ひと)り帰ること遠し 杳(よう)杳(よう)たる:暗くはるかなさま 【Yoshiのつぶやき】 霊(れい)徹(てつ)(サンズイ扁)上人は、浙江省紹興の人で、幼くして 霊門寺に出家した。詩がうまく、江南に名声を振るったとある。 起承転結: 起承で景色を詠い 転で旅人を登場させ 結旅の目的地は人生だ。 このような詩を自分も作ってみよう。今年の宿題にしよう。
七弦琴を聴く 冷冷(つめたい)七弦を上(ひ)く 静(しずか)に听(き)く松の風寒 古い調(しら)べを自(みずか)ら愛(いと)しむと雖(いえど)も 今人 弾かざる多し 【Yoshiのつぶやき】 噛み締めるとなんだか寂しい歌だ。
早咲きの梅 一樹の寒梅 白玉の条 迥(はる)かに臨む 村路 傍(そば)の溪橋 知らず 水に近い花 先に発く 疑(うたがうら)は 是れ 冬を経て雪未(いまだ)銷(き)えざるを 発:花が咲く 銷:消える 【Yoshiのつぶやき】 とても美しい詩だと思う。