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(おことわり)
この記事は、インフルエンザワクチン等に含まれるチメロサールが、自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害/ASD)を引き起こすとする前提で、書いたものではありません。この件に関してはWHO(世界保健機構)は、チメロサールと自閉スペクトラム症発症との因果関係は証明されていないという声明を、出しております。つまり現時点で証明されていないものの、将来的には証明される可能性を残した声明となっております。最初にお断りをさせて頂きます。
(コロナワクチンに関するシリーズ初回記事(メインブログcocolog))
(ワクチン防腐剤のチメロサールと自閉症との因果関係に関する前回の記事 よりの続き)
弊社は兵庫県の播州エリアに属する高砂市に立地しますが、とりわけ播州エリアでは加西市に、自閉スペクトラム症や統合失調症スペクトラム障害(精神分裂症を含む)を中心とした精神障害者を支援する大規模な障害者施設や小規模作業所がが点在します。また以前に製品の組み立てに、小規模作業所を利用させて頂いたこともあります。そういうわけで障碍者の方と接する機会があるため、この記事を書かさせて頂きました。この記事ではチメロサールとの因果関係が疑われている、自閉スペクトラム症に絞って記述致します。
ひとくちに自閉症といっても、さまざまな症状があるようです。障害者の方にはいわゆる発達障害を伴っている場合が少なくなくないようです。知的障害や注意欠如・多動性障害(ADHD)、てんかんやうつ病、睡眠障害などの症状を伴っていることが多く、疾病としてひとくくるにするのは妥当ではありません。そこで連続体の意味である「スペクトラム」という言葉を当てはめ、「自閉スペクトラム症」とひとくくりにするようになったようです。
この自閉スペクトラム症は、下記の3つに分類されることが多いようです。こだわりが強いこと(違うことや変化に対応するのが苦手)、興味がないことへの無関心、騒がしいことが苦手(逆もあり得る)といった症状は、共通するようです。対人関係やコミュニケーションが苦手なことについては、自閉症では重度、アスペルガー症候群では軽度とされています。
①自閉症
知的障害:あり
言葉の遅れ:あり
② 高機能自閉症
知的障害:なし
言葉の遅れ:あり
③ アスペルガー症候群
知的障害:なし
言葉の遅れ:なし
ここからおわかりのように、アスペルガー症候群の障害者の方は健常者とはさほど差がなく、健常者として暮らしているアスペルガー症候群の障害者の方もおられることが推測されます。よく自閉スペクトラム症障害者の方は子供のようにピュアな心の持ち主だといったご意見もなるようです。あくまでも私感ではありますが、軽度のアスペルガー症候群であれば健常者と同じく、ずる賢さを備えている場合もあるでしょう。あくまでも私感ですので、ご容赦下さいませ。
さきほど「こだわりが強い」といったことや「対人関係やコミュニケーションが苦手」と記述はしましたが、これも私感ですが、状況により必ずしもそうとも言えないような気もします。重度の障害者の方でも、仲良くなって信頼関係が成立すれば、新しいことを受け入れて下さることや、双方の意思伝達は充分可能だと思います。実際私が経験したことですが、私が視線と首を上下するだけでお願い事をした際に、その重度の自閉症の方は私の意思を正確に理解して下さいました。
いくら重度の自閉症の方といえども、信頼関係さえ構築できれば、コミュニケーションや対人関係も改善可能だと思います。それは療育(発達支援)と呼ばれ、それを実現するのが障害者施設や小規模作業所です。それら施設では、障害者がもつ個々の特性に応じて、支援がなされるようです。障害者施設へ通所または居住しはじめた当初はまったく意思疎通できずたいへんな状況であっても、支援者/生活支援員との信頼関係が構築されると、障害者の生活も改善されることとなります。
障害者施設に入居するきっかけはさまざまですが、ご両親の高齢化の理由が多いようです。前述のように重度の自閉症であれば、注意欠如・多動性障害、てんかん等も伴うことがあります。注意欠如・多動障害を伴っていたら大変で、ちょっと目を離した隙に2階から取り下りるといったこともあるようです。ご本人には、大怪我をするとか死ぬといった危険性が、まったく予知できないわけです。
またてんかんを伴うとやはり大変で、入浴中に溺死する危険性もあります。私が経験したことですが、椅子の上で足を組んでいる障害者さんがてんかんを起こし、1.5メートルの高さから頭が床を目掛けて落下していきました。視線が泳ぐような予兆があったため直ぐ障害者さんの頭部を抱き込んだため、ほぼ怪我なしで済みましたが、ちょっとした油断で障害者さんが大怪我をすることになります。
障害者さんが幼少であれば、ご両親が安全確保と身の回りの世話も可能でしょう。しかし障害者さんが30代、40代となってくると、体力的に困難となってきます。自然の摂理により、ご両親はお子さんより早く他界することとなります。そこでご両親は辛い気持ちを振り切って、少しでも自分のことは自分でできるようになってほしいとの希望を障害者施設に託し、障害者施設にお子さんの入居を申し込むわけです。
水道光熱費等の一部の費用を除いて、自治体から9割の補助がおりるため、ご両親の経済的負担はそれほどでもないと思います。万一ご両親が亡くなって成年後見人が不在となった場合でも、自治体が後見人になり代わって援助をするようですので、その点は安心といえるでしょう。
障害者施設としては障害者の方々には、できる限り幸せな生活をおくってほしいと努力するわけですが、健常者がおくる平均的な生活とは、まだまだほど遠いといえるが現実といえるでしょう。たとえば事あるごとにご自身の額を拳で殴って、いつも額に青あざがある障害者の方とか・・・。余りにも可哀そうで見ていられないため、安易にその方の拳と額の間に手を差し入れて止めようとしたところ、その方の拳が私の指の関節を直撃して、半月の間手指がまともに動かない程の怪我したことがありました。その方は本気で、ご自身を殴っているわけです。ご本人は無口なため、ご自身を殴る理由はお聞きしておりませんが、どうやら思い通りにならない時にそうすることによって、精神的バランスを保っているようでした。
高機能自閉症やアスペルガー症候群といった比較的軽度の自閉スペクトラム症の障害者さんであれば、障害者施設は軽作業や農作業を用意して、生きる喜びの醸成や社会参加を積極的に促しているようです。また障害者さんによっては、かなり高度な色調感覚やデザインの才能をお持ちのようです。じっさい私は描かれたスケッチを拝見して、目が釘付けになった経験もあります。このようなデザインのパッケージングで、スーパーマーケットやコンビニ店の棚に並ぶと、きっと多くのお客さんの目をひくのではといった具合です。あいにく弊社では新製品の発売予定がありませんが、商品の企画をされている方はダメ元で、いちど障害者施設さんへ依頼されてはいかがでしょうか。
あくまでも私の経験上から知り得たことですが、もし読者様が自閉スペクトラム症障害者の方と接する場合、次のようなことを注意されてはと思います。
① 力の加減のコントロールが難しいことへのご理解
私たち健常者は「ねえ、ねえ…。」と言いながら、目的とする人の方や背中を軽く叩く場合があります。重度の障害者さんの場合は、あなたの背中をバーンと強く叩いたり、場合によっては拳で殴るかもしれません。また「ねえ、ねえ…。」と手や腕を軽く掴むつもりが、あいにく手指の爪が伸びていて、あなたの腕を掻きむしる場合があります。いずれも傷付けるつもりはないのですが、力の加減をおわかりでない場合が多いようです。蹴ったり突き飛ばしたりしない限りは、敵意はないとお考え下さい。
② 騒がしいのが超苦手(ただし静かなことが苦手という例外もあり。)
自閉スペクトラム症障害者の方々は全般的に、騒がしいことが苦手とされています。比較的声が大きい方は、半分の大きさの声で話しかけましょう。また常時話しかけるのではなく、言葉は必要最低限度のほうが良いかもしれません。
③ タバコ等毒物はしっかり身に着けておく
重度の自閉症の方には、なんでも口にしてしまう方が少なくありません。その対象は広範囲で、布団の中綿から庭に生える植物や生活ゴミまでといった具合です。タバコなどは大変危険なため、できれば持ち込まない、または禁煙が望ましいでしょう。
④ とにかく気長に待つこと
障害者さんによっては健常者に比べて、10~100倍時間がかかることがあります。たとえばトイレで小用に要する時間が、1時間を超える場合もあるようです。障害者さんと接する場合は、時間的に大きなゆとりを持ちましょう。
私が必要性を感じたのは以上ですが、他にも必要な心構え等があるかもしれません。その他に下記のことを、試してみられてはと思います。
⓹ 名字ではなく名前で呼ぶ
少なからずの障害者の方々には、ご両親との思い出がいっぱいつまっていて、ご両親を恋しく思っているように感じます。そういうわけで名字でなくお名前で読んであげると、とても嬉しそうな笑顔で応えて下さる方が、少なくないのです。障害者さんとの信頼関係を早く構築する、ひとつの方法かもしれません。
このようには書きましたが、あくまでもある程度の療育がなされている障害者施設の場合のことです。現実には療育がなされていないまたはその効果が出ていない場合は、支援者側にも障害者側にも多大な不利益が生じるようです。精神科にお勤めの看護師さんや特別支援学級(養護学級)の先生からうかがったことですが、障害者さんより常時暴力やハラスメントを受けることもあるようです。また場合によっては、障害者さんの保護者(その方の表現では「モンスターピアレンツ」)から、いわれのない苦情までも・・・。そういったことで、心が病んでしまうとお悩みの方は少なくないようです。こういったことが結局は、障害者さんへの虐待に繋がることは、否定できないようです。
2016年7月26日未明に神奈川県相模原市の障害者施設にて、就寝中でほぼ無抵抗と考えられる障害者さん19名を刺殺、その他25名に重軽傷を負わせるという、相模原障害者施設殺傷事件(津久井やまゆり園殺傷事件)が発生しました。明確な犯行動機は不明なものの、犯人の経歴から推察すれば、療育の難しさを物語るといえるでしょう。犯人は「意思の疎通が取れないような重い障害者は、安楽死させたほうが良い。彼らは人々を不幸にするだけだから」と語ったとされますが、障害者さんの人権を無視するのは果たして彼だけなのかということです。
この事件の裁判では、被害者48人のうち実名を希望した1人を除き、匿名で審理が進めらました。殆どの犠牲者および被害者の関係者の方々は、お名前を知られたくなかったのです。私はそれを知り、思わず「なんでやねん!」と思ってしまいました。被害に遭われた障害者の親御さんにきつい言い方になってしまうかもしれませんが、そういったことが差別を許し続け、惨事を生み出すのではないでしょうか。もちろん犯人個人の歪んだ資質が主因でこの大惨事は発生したのですが、実名を伏せたいと思わせる歪んだ社会自体が、この大惨事の副因の可能性があると思います。
もちろん事件そのものも惨いことですが、世間体を理由にお名前が伏せられることに対し、違う意味での強い惨さを感じました。障害者に対する差別に限らず、差別は間接的にも直接的にも、人を殺します。そして差別は非差別者だけでなく、差別者をも亡ぼします。これは歴史が、証明していることです。
今回のワクチンに関するシリーズ記事は、これで終えたいと思いますが、最後にもう一度前回の記事で述べた重要点を、繰り返したいと思います。
水俣病で問題となったメチル水銀は、もともとは自然界にひろく存在する化学物質です。しかしチメロサールを構成するエチル水銀は、自然界にはほとんど存在しない、人工の化学物質です。少なからずのお医者さんは「ワクチンに含まれる水銀は、水俣病の原因物質のメチル水銀ではなく、エチル水銀なので安全。」といった、論理のすり替えを行います。
水俣病はエチル水銀の濃度が自然界にはあり得ない程高濃度であったから、起こったことです。自然本来の濃度であれば、メチル水銀は無害と考えることができます。血液脳関門や胎盤を通過できるのは、逆から考えれば、安全だからということもできます。ヒトを含めた自然界の動物はメチル水銀のことはよく知ってはいますが、エチル水銀のことはわからず、正しく対処できないと考えるのが妥当でしょう。そのために、チメロサールが投与されたおサルさんの脳内の無機水銀の濃度が、メチル水銀投与時の2倍にもなったことも考えられるでしょう。
コストはかさみますが、複数回用バイアルではなく単回用バイアルにすることによって、チメロサールフリー化は実現可能です。チメロサールと自閉スペクトラム症との因果関係が、さらに研究されることを望むと同時に、チメロサールフリーのワクチンが普及することを、強く望みます。(シリーズ記事終了)
(2021年7月2日付けココログ記事より転載)
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