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弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は第5章第3項の記事となります。
(前回の記事よりの続き)
ネットショップで販売されているグリチルリチン酸ジカリウム(グリチリルリチン酸2K/GKⅡ、医薬部外品ではグリチルリチン酸二カリウム)を配合した化粧品やヘアケア製品の宣伝で、同化粧品成分には解毒作用あるといった文言を、よく目にします。まるでグリチルリチン酸ジカリウムが配合されているから、とても安全で身体に優しいといったイメージさえ、連想しそうになってしまいます。
確かにグリチルリチン酸ジカリウムが抽出される甘草は、中国では古来より“Great Detoxifier”とも称されていました。直訳すれば「偉大な解毒剤」となるでしょう。しかしこれは過去の記事で述べた、他の薬効成分または有効成分の働きを弱めるという一面にすぎません。逆にグリチルリチン酸ジカリウムには、逆に毒を強める働きもあります。
やはり最も注意すべきことは、別の過去の記事で述べたように、平成の御代に発生した2大薬用化粧品の各商材(お茶石鹸と美白化粧水)には、グリチルリチン酸ジカリウムが有効成分としてしっかりと配合されていたという点です。もしグリチルリチン酸ジカリウムにあらゆる毒素を解毒する力があるのであれば、あのような大惨事は発生しなかったでしょう。
以上のことからグリチルリチン酸ジカリウムに都合のよい解毒作用などは、期待すべきではないでしょう。冒頭の同化粧品成分の解毒作用の宣伝は、非常に無責任な行為だと思います。むしろグリチルリチン酸ジカリウムの、他の有効成分または毒素を強める働きに注意をすべきでしょう。 (次の記事 へ)
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(2021年3月25日付けcocolog記事より転載)
( グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ 序章(目次を含む) )
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