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レチノールクリームに関する前回の記事では、塗布後に生じる副作用が好転反応と見分けがつきにくくなってきていることについて書きました、これは当たり前のことですが、何らかの肌トラブルが生じた場合は、ご使用を中止することが鉄則でしょう。化粧品や薬用化粧品(医薬部外品)には、そう書かれているはずです。運が良ければその肌荒れは、好転反応かもしれません。しかし運がわるければ、それはただの悪化です。悪化しているのにも拘わらず塗布を続ければ、取り返しのつかない損傷がお肌に残る危険性があります。
インターネット上を探せばおわかりのことだと思いますが、レチノールクリームで有効なしわ取り効果を得るためにと、みなさんギリギリの努力をされているようです。効果が出るまで多量のレチノールコスメを、お肌に擦り込むといった感じでしょうか・・・。これではかなりの危険性が、伴うのではないでしょうか。そこで発想の転換ですが、安全性が最も高いビタミンAの摂取方法は、通常の食品として経口摂取することでしょう。極端に豚レバー等を食しなければ、ビタミンA中毒になることはまずありません。
弊社はしばしば百貨店さん等でタラソテラピー製品の実演販売をさせて頂きます。その際たくさんのお客様とお話をさせて頂く機会があります。そこでいつもよく感じることですが、しっかりとした食事をしない方ほど、特別なスキンケア製品にこだわる傾向がおありなのです。なかには、鶏卵をまったく召し上がらない卵嫌いの方で、高価なコスメでお肌をいたわっている(つもりの)方が、決して少なくありません。
このような鶏卵嫌いの風潮が生まれたのは、20世紀末のことだと言われています。高コレステロールで健康に良くないといった情報が米国から発せられ、米国にとどまらず日本でも甚大な風評被害がありました。今ではその誤解が概ね解けているようですが、一部には根強く残っています。鶏卵嫌いの方々には、その間違った評価が今だに悪影響を及ぼしている可能性があるわけです。たとえば、「卵にはコレステロールが含まれていて不健康になるからL-システイン剤を服用するほうがよい。」と主張されている薬剤師さんも未だにおられます。卵2個を食せば、ビタミンAのみならず医薬品相当のL-システインも摂取でき、美白効果も含む美肌効果が期待できます。
もうひとつの理由は、養鶏場では抗生物質入りの餌が使用されていて、今でも鶏卵には多少の抗生物質が含まれていることは歪めないことでしょう。もう20年以上も前のことですが、実際に私は養鶏場の経営者の方から、「内緒で抗生物質を食べさせている。」と聴いたことがあります。しかしそれでも、鶏卵は優れた食材であることには間違いはないでしょう。既述のように鶏卵にはビタミンAやシスチン(L-システインと同等)などの美肌成分が、豊富に含まれております。生産者や産地、また抗生物質不使用の自然卵を選ぶことにより、抗生物質の危険性は限りなく低下するでしょう。
以上のように、首周りやお顔のシワが気になるのでしたら、まずは食事から考えるべきでしょう。腸と血管が正常であり、お肌がそれなりに潤っているのであれば、腸から吸収されたビタミンAはお肌に届くはずです。また通常の食品によるビタミンA摂取は、安全性が高いばかりでなく、安価で済ませることができます。その分、子供さんや旦那さんへの食事で、おかずを一品増やすことも可能でしょう。通常の食事でしっかりビタミンAを摂取されてもご満足できない場合に、初めてレチノールクリームを検討するのが順序であると、アルガ・アイは考えます。(レチノールクリームに関する連載記事終了)
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