先日のことですが、お客様と電話でお話をしていた際に、タラソテラピー製品や化粧品に使用されているフランス産の海藻が話題にのぼり、「アスコフィルムノドスムって高級海藻なんでしょ?」といったお言葉を頂戴しました。「アスコフィルムノドスム」とは、「アスコフィルムのドサム」とも呼ばれ、この海藻を含んでいるタラソテラピー入浴剤等の商材も、ネット上のオンラインショップなどでも見受けられます。。
じつはこの記事を書いているのは、最近弊社公式サイト内のこの海藻に関する記事へのアクセス数が、だんだん上昇しているからです。アクセスパターンから察すると、どうやら冒頭のお客様と同じく、本場フランス・ブルターニュのタラソテラピーに使用される、貴重な海藻といったイメージをお持ちの方が少なくないようです。
しかし実際は、既述の記事に記述されているように、アスコフィルムノドスムは高級海藻ではありません。フランスに行けばよく見かける風景ですが、カルフールさんのようなスーパーマーケットに行けば、お魚売り場でお魚を敷くための装飾に使用されている、安価な海藻です。その他の用途としては、畜産用の餌であったり肥料です。肥料としては優秀であり、日本にも輸入されていて、25キロ入りで数千円で販売されています。
本場フランスのタラソテラピーにおいても、浴用や海藻パックにも使用されることは、私の知る限りではありません。磯の匂いというよりは獣臭ともいえるような独特の強い臭みがあり、ミントのような強い香りを放つボタニカル成分や香料を加えなければ、おそらくは使用できないでしょう。それは結局はお肌への刺激物となり、アレルギー等の危険性が高まってしまうこととなります。
しかしながら決してアスコフィルムノドスムが、有益でない海藻などと悪く申しているわけではありません。事実をお知りになったうえで、商品選びをすることこそが肝要と、アルガ・アイは考えます。皆さまのご参考になれば幸甚です。
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