海藻パックとアルゴパック・アルゲパック・アルゲマスクとの微妙な違い 珪藻土(ケイソウ土)の意義 | タラソパックでおうち美容/おうちエステ タラソテラピーのアルガアイ

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タラソテラピーとは、海水や海藻・海泥などの海洋資源を利用した、効果的なスキンケア術です。フランス・ブルターニュの伝統に基づくアルガ・アイのタラソテラピー製品は、リゾートホテル様やエステサロン様での業務用の他、自宅用としても人気です。

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弊社は海藻を使用した製品を扱っている関係上、お客さまより「この海藻パックはアルゲパックですか?」といったご質問を、よく頂戴します。海藻を使用したフェイスパックでありながら、海藻パックと称されていないことに、疑問をお感じのようです。この分野の製品は多少複雑であるため、ごもっともなご質問でしょう。 

    

「アルゲパック」や「アルゲマスク」とは、海藻がもつ美肌力を利用したフェイシャルパック(フェイシャルマスク)です。アルゴテラピー(海藻療法)のフェイスパックということから、「アルゴパック」とも称されています。ひろく浸透しているフレーズの、「海藻パック」とほぼ同じです。 

 

 「ほぼ同じ」と書いた理由、正確には微妙な差異があるからです。日本化粧品工業連合会によれば、アルゲの定義は「種々の海藻」ということです。しかしアルゲはINCI名(原材料名)の“algae”であり、もともとは「藻」が定義です。淡水藻であっても“algae”に相当します。たとえば、淡水藻である「クロレラ」を使用したフェイスパックの場合は、日本語でいえば海藻パックではありませんが、アルゲパックとなります。

 

また、全成分中に海藻や海藻エキスなどが配合されていないパックが、「アルゲパック」や「アルゲマスク」と称される場合もあります。ベース基材としてケイソウ土(珪藻土)を使用しているフェイスパックなどの場合です。ケイソウ土とは、太古の昔に海や淡水湖で生息していた、藍藻類の外殻が堆積したものです。ケイソウ土はほぼ100%、ケイ素というミネラルです。

 

 横道にそれますが、食品からケイ素を摂取することにより、皮膚を滑らかにし、しわを防ぎ、加齢による皮膚が薄くなるのを防ぐことが期待されます。あくまでも、経口摂取の場合です。反対にケイ素が不足すると、皮膚がたるむことが知られています。ケイ素は必須ミネラルとしては取り扱われていないものの、体内ではコラーゲン生成などにも関与する、重要なミネラルです。

 

 化粧品などの外用(お肌への塗布)でも同様の柔肌効果があるためか、珪藻土を使用しているアルゲパックを使用すると、お肌がとても柔らかくなります。このような美肌効果があるために、アルゲパックは一般的に美容業界では、上級フェイスパックに位置付けられているようです。

 

なお、海藻を使用したアルゲパックの場合、大別して緑色アルゲパック(緑色海藻パック)と非緑色アルゲパック(非緑色海藻パック)の2種類があります。緑色をしたアルゲパックには、褐藻類であるラミナリア・ディギタータ(昆布)が配合されていて、引締め効果には優れていますが、保湿効果はほとんどありません。

 

非緑色アルゲパックの場合は、保湿効果のある海藻をメインとして配合されていて、他の引締め効果のある海藻と組み合わされる場合もあります。効果はまったく別物といってよいほど、緑色パックと違ってきます。弊社製品の場合も、複数の海藻を組み合わせた、非緑色海藻パックとしております。

 

これらの情報が、皆さまのコスメライフのご参考になれば幸甚です。

 

2014年2月21日付けcocolog記事より商業性を排して転載)

 

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