ローズマリー葉エキス/ローズマリーエキスはパラベンより安全? 無添加化粧水でアレルギーの危険性 | タラソパックでおうち美容/おうちエステ タラソテラピーのアルガアイ

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タラソテラピーとは、海水や海藻・海泥などの海洋資源を利用した、効果的なスキンケア術です。フランス・ブルターニュの伝統に基づくアルガ・アイのタラソテラピー製品は、リゾートホテル様やエステサロン様での業務用の他、自宅用としても人気です。

 

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この記事でハーブとしてのローズマリー自体や、ローズマリー抽出物を処方した化粧水や化粧品の、悪口を言いたいわけではありません。化粧品メーカーの高い理想により開発されたものであるから、それらひとつ一つは美容業界の宝だと思います。最初にお断りをさせて頂きます。  

   

お身体が比較的健全で強くて、ローズマリーエキスやローズマリーオイル等を配合したローションやコスメを快適にご使用中の場合は、継続使用しても何ら問題のないことと思います。その化粧水は、ご使用者にピッタリ適している可能性が高いと言えるといえましょう。

 

私がここで取り上げているのは、その販売手法に荒っぽい場合があることです。「パラベンやフェノキシエタノールと違って、ローズマリーは天然の防腐剤だから安心!」といった無責任なキャッチフレーズにより、ローズマリーエキスが高濃度に配合された化粧水等で、少なからずの消費者が犠牲になっているという現実があります。

  

「天然は安全?」という過去の記事 でも書いていますが、植物性だからとか天然素材であるからということだけで、安全は担保することはできません。むしろ抗菌力のあるボタニカルな成分は、大なり小なり人体にも悪影響を及ぼす可能性があることを、肝に銘じておくべきだと思います。歴史的なハーブとしての用量なら安全性も高いでしょうが、防腐剤をして機能をもたせるような高濃度配合であれば、その危険性は当然ながら高まるでしょう。

 

この記事を書いたのは、じつは最近、天然防腐剤としてローズマリーエキス(主要成分はロズマリン)を高濃度で配合された化粧品によるトラブル発生が、急に増えてきたように思われたからです。百貨店さんでの店頭販売時やお電話で、お客様からよくご相談を頂戴しますが、トラブル発生の原因が、ローズマリーエキス配合の化粧水等であることが多いのです。しかもそういったトラブルに見舞われる方は、決まってお肌が弱い敏感肌の方やアトピー肌の方に集中しています。

 

ローズマリーエキス含有化粧品で肌トラブルを起こした方の多くは、「天然防腐剤だから無添加で安全!」という宣伝を、不幸にも信じ込んでしまったようです。過去の記事 にも記述しましたが、「天然であれば大丈夫!」というのは、販売側や製造側の高く売るための、偏ったキャッチフレーズでしかありません。

 

ところでローズマリーエキス配合の化粧品によるトラブルは、アルガ・アイが知る限りでは、比較的ゆっくりと発現するようです。化粧水1瓶を使い終える頃に、だんだんと肌荒れや炎症が起こってくるといった感じです。しかし「天然防腐剤だから安心!」という文言を脳に叩きこまれているために、原因に気付かない場合もあるようです。

 

過去の記事 にも記述しましたが、ある女性は肌に重篤な炎症を起こしているのにもかかわらず、「天然素材のみで作られた化粧水でも合わないなんて、私の肌はなんて弱いんだろう・・・。」と、まったく信じて疑うことなく、ずっと使用し続けていたとのことです。私が「ローズマリーには、アレルギーや光過敏症を発症させたりする危険性があります。」とお伝えして、やっと本質を理解されたご様子で、その女性の表情はかわいそうなほど落ち込んでいました。

 

アレルギーや有害な化学物質に対する人体の許容性を説明するものとして、「アレルギーバケツ理論」という表現があります。この理論は正しいとか間違っているとかの、ホットな議論があるようですが、私が経験する限りでは、まったくの間違いではないようです。人体はある程度までのアレルゲンや有害物質を受け入れるが、ある一定以上は拒絶反応が出るというものです。そのタイミングが、化粧水の瓶の半分を使い終える頃か、2瓶使い終える頃かということになりましょう。

 

化粧品を販売する者は、まずは消費者の安全確保を第一とし、そして満足していただいた代償として、利益を頂戴するべきです。安易に「天然だから安心!」などと連呼して、消費者に事実を誤認させる(=だます)ことは、許されない行為だと思います。厚生労働省のホームページにも、ローズマリーエキスやローズマリーオイル外用による事故例が開示されているわけですから、「天然の防腐剤だが、光過敏症やアレルギー発生のリスクがないわけではない。」と、適正に消費者に伝えるべきだと思います。

 

坂道を転げ落ちていく好転作用」と題した過去の記事 でも書きましたが、景気が思わしくない状況下では、どうしても荒っぽい商売が増えてきます。こういう時だからこそ、販売者側の情報だけを鵜呑みにせず、ぜひ注意深く吟味していただきたいと思います。みなさんのお肌やお身体を護るのは、みなさんご自身ですから!

 

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