前回の記事 では、このシャボン玉石鹸の先代の社長様の著書の中身に触れながら、椰子の実(ヤシノミ)洗剤が合成洗剤であることと、むしろ大手さんの合成洗剤よりも概ね10倍~100倍危険であることを述べさせていただきました。アトピー患者さんのように、健常者よりもお肌が弱い方はとくに、早めに事実認識をされておかれてはと思います。今回は合成洗剤よりももっとお肌に優しい、石鹸洗剤の使い方のコツについてです。
石鹸洗剤で洗った衣類を着ると、胸元から酸化した脂のニオイがモワッと臭ってくることがあります。CS患者さんで石鹸洗剤が苦手な方にも、このようなご経験があるようです。このせっけん読本によれば、やはりこのニオイは、洗剤を構成する油脂が酸化したものだそうです。
酸化は洗濯した衣類が空気に触れる瞬間から、始るようです。ですからスノールの説明書きには、「洗濯後にすぐ干すこと」と記載されています。要は洗濯した衣類が短い時間内に、乾ききればよいわけです。
そしてこの本にはもうひとつ、大事なことが書かれています。洗濯物をすぐに干せない時は、すすぎの水をはったままにしておいて、洗濯物を水に浸しておくそうです。こうすれば洗濯物は空気に触れませんので、酸化の進行を抑えることができます。洗濯物を乾かす時間を短縮できれば、やはりニオイは軽減できるようです。
弊社は来年春には、オーガニック洗濯用洗剤を発売する予定です。そのような立場の者が、石鹸の擁護をするのは、少々おかしいかもしれません。しかし石鹸も、とても安全で優れた洗浄剤です。競合することはあるかもしれませんが、消費者のみなさんには正しく公平な情報をお伝えし、消費者のみなさんのシーンにあった、洗浄剤選びをしていただければと思います。
次回の記事 では、石鹸洗剤に否定的な意見をご紹介し、検証してまいりたいと思います。
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