![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160228/18/alfa1900colli/ed/9c/p/t02200055_0563014213579275035.png?caw=800)
1970年台の最先端ウェッジ・デザインを代表する、アルファロメオ「カイマーノ」と題されています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160228/18/alfa1900colli/c2/db/j/o0800060013579274682.jpg?caw=800)
autoblogのサイトには次のように紹介されています。
ドイツで今月初旬に開催されたブレーメン・クラシック・モーターショーでは、"wedgetastic!"というテーマのもと、1970年代に最先端デザインだったウェッジ・シェイプの名車たちが多数展示された。中でも最も注目を集めたのが、アルファ ロメオのコンセプトカー「カイマーノ」だ。
1971年のトリノ・モーターショーで発表されたカイマーノは、アルファロメオの依頼により、ジョルジェット・ジウジアーロと、彼が新設したばかりの「イタルデザイン」が製作した。
ベースとなったのは、同じくジウジアーロがデザインを担当した「アルファスッド」だが、シャシーを約20cmほど切り詰め、ボディは完全に造り替えられたことによって、まるで別の惑星から来たクルマのように見える。
前ヒンジで開閉するキャノピー型フードのグラスエリアはAピラーをなくし、BピラーとCピラーが車体後部で台形のロールバーを形成。その頂点に調節可能なスポイラーが組み込まれている。
コックピットには2名分のバケットシートと円柱形のダッシュボードが配置され、もちろん70年代に広く採用されたポップアップ式ヘッドライトを装備する。
エンジンはアルファスッドの1.2リッター水平対向4気筒で、最高出力68hpを発生した。
ここで言う"wedgetastic!"とは、きっと「ウエッジシェイプ命!」みたいなニュアンスだろうと思います、多分(*ノω・*)テヘ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160228/18/alfa1900colli/bb/c7/j/o0800060013579274684.jpg?caw=800)
実は私は随分前、2010年の10月に「Linea e Tecnica/スタイリングの研究」と題し、Crabo、33.2Prototipo Speciale、Iguana、Navajoなどを取り上げたことがありました。
今夜はその5年前にアップした記事をご紹介しましょう~
Linea e Tecnica/スタイリングの研究
今回はAlfasud Caimano。デザインはジウジアーロ。
1971年、Alfasudがトリノモーターショーにて発表された際、ジウジアーロがそのコンポーネンツを用いて作ったデザインスタディ。
スッドは70年代のアルファにとって非常に意味深いモデルと位置づけられていた。
初めての前輪駆動、初めての「南部地域」による生産、そして低廉な価格で生産台数を確保することによる生産性の向上。
それもこれも国営企業化されたアルファが負わざるを得なかった政策の一環。
ま、エンブレムにミラノの文字が無くなったのはこの失業者救済目的として、スッド生産ラインを南部に置いたため。
コアなアルフィスタはミラノの文字を無くしたスッドを余り好まないと聞く。
カイマーノはワニの一種で、ポルシェ“ケイマン”と同じか。
名称由来はこの写真で。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160228/18/alfa1900colli/16/12/j/o0800060013579274683.jpg?caw=800)
キャノピーが「パクっと開けたワニ(カイマーノ)の口」ってイメージかな?
リヤビューはこんなデザイン。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160228/18/alfa1900colli/ef/99/j/o0800060013579274681.jpg?caw=800)
オールアルミニウムの軽量な水平対向エンジンは画期的な低重心をもたらし、しかもそのオーバースクエアーのショートストロークエンジンは天井知らずに吹けあがる。
そしてフロントディスクローターはインボード化され、手首を捻るだけで車線変更が出来るほどの軽快なハンドリングを持ち合わせることとなった。
この機敏で獰猛な運動性能を持つこととなったスッドを、ジウジアーロはワニ(カイマーノ)のイメージに重ねたのか。
76年のパリサロンで発表されたスッド・スプリントはアルフェッタクーペと軌を一にするデザインポリシーと言われますが私はそうは思いません。
水面に鼻の穴と目玉だけを出し、いざという時は目にも留まらぬ俊敏さで獲物に襲いかかる、そんなダイナミックイメージはAlfettaには無い。
スッド・スプリントはオリジナルのそれと異なり、おそらくこのカイマーノをリデザインしたのではないかと思う。
きびきびとした俊敏なスポーティーカーにワニの面影を残して。
そう言われるとほ~ら冒頭のフロントマスク、水面から顔出してるワニに見えてきたでしょ~
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160228/18/alfa1900colli/c2/db/j/o0800060013579274682.jpg?caw=800)
カワイイ~ (^~^)
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と、まぁこれがその時の記事です。今回少しだけ文章をいじりましたけど。
autoblogの編集者よ、記事にする前に私のところに取材に来ればよかったのにね(^o^)/
懐かしの「アルファスッド・カイマーノ」の巻でした。また明日(^.^)/~~~
ご興味があればこちらに過去記事(2010年10月~2015年10月)があります。
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