サモアのパン、Pani PoPoって知ってます?
ココナッツたっぷりの、ブレッドロールです。
多分、南太平洋の島々には似たような料理があるので、サモアオリジナルではないかもしれないけどね。
以前、仕事をしていてミーティングとかで「Bring a Plate=一品持ち寄り」という機会があってね。
サモアのお料理、結構頂いたことがあるんです。
NZで最初に働いた石鹸工場にも、サモア人のオバちゃんたちが何人も居て、そこでもサモア家庭料理をランチで試す機会もあったし。
韓国のチャプチェにソックリな、サモアの「チャプスイ」なんて結構家でも作るよ。
基本的に、サモアの料理はココナッツクリームを使用することが多い。
まるで、日本人が醤油を使うように、味付けはココナッツクリーム、と言っても過言でないほど。
彼らが主食にする、タロイモや緑のバナナを茹でたものも、ココナッツクリームをかけるのはお約束だし。
タロイモの若い葉っぱを茹でて、ニンニクとココナッツクリーム、塩コショウで味付けした「サモアのおひたし」みたいなやつとか。
生の魚(白身)を、レモン汁で〆て、それを玉ねぎ、キュウリ、カプシコムなどと一緒にココナッツクリームで和えた「Oka」という料理も有名。
同じ料理がFijiでは「Kokoda」という名前。
ココナッツ嫌いって言う人もいるけど、私は結構好きだな。
ただ、量を取りすぎるとお腹の調子が悪くなる傾向があるので、もしかしたらココナツオイルを分解する機能が弱いのかもしれないけどね。
でも、食べすぎるって相当よ?
以前、タイのオバちゃんにグリーンカレーの作り方を教わって、水は一滴も使わず、ココナッツクリームの缶詰を2缶使っていた時には、お腹壊したけど(笑)
あれはちょっと濃厚過ぎたわ。。。
さて、Pani Popoですが。
普通にブレッドロールを作る要領で、ブレッドメーカーお任せのドウを作ります。
ただ、ミルクパウダーと水を使うのではなく、水の分量のうち180cc程度をココナツクリームに変更。
それと、ココナッツクリームの脂肪分があるので、バターや油脂はほんの少し。
オーブンに入れて焼く前に、残りのココナツクリームと、砂糖(1/4カップ)を混ぜた甘いソースをパン生地の半分の高さくらいまで注ぎます。
これが、Pani Popoの特徴ね。
この時、甘いソースは少し残しておいて、焼きあがってから艶出しに使います。
パンが焼ける工程で、甘いココナツクリームがグツグツと煮立ち、型の縁から溢れることもあるのでトレイ使用など対策が必要。
最近、気温が高くなってきたからかな?
パンが膨らむ膨らむ!!
焼きあがったパンが冷める過程で、ココナツソースがパンに浸み込んで底の方がちょっとウェットになります。
まぁ、パンをココナツソースに浸して食べる、という目的なので、トップはフワッと、ボトムはトロリ、です。
取り分けるときに、型の底からトロトロのココナツソースを追いがけ~~♪
ココナッツクリーム使っているので、カロリーは高いと思う。。。(でもバターの量は減らしてある)
けど、甘い~~~!ってほど甘くはないよ。
アイシングたっぷりのNZ定番のバンズと比べたら、全然甘くないほう!
ココナッツ好きにお勧めの簡単パンです。
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