彼女は、祖先が約150年前にニュージーランドに移住した、「ほぼ生粋の」キウィです。
第二次世界大戦中でも、自給自足率の高いニュージーランドでは、食糧難もなく、ごくごく普通に日曜日にはローストディナーを食べていたそうです。
ニュージーランドは今でも食料自給自足率が300%とかだからね。
日本は?30%とか?
良く知らないけど。
昔々、オーストラリアに移住したイギリス人というのは、島流しの罪人が多かったのは周知の事実。
それに引き換え、ニュージーランドに移住したイギリス人は、航海船を造船して財産を一緒に運んできたような富裕層。
シェーリーのご先祖も、親類やらのグループで船を一隻造って渡ってきた人。
すごいね。
グリーンレーンの、現在カウントダウンやマクドナルドになってる辺りに、彼女の生家がありました。
彼女は、典型的キウィの料理で育った人です。
肉料理と、野菜三種類。
デザートにはプディングとカスタードやクリーム。
今は一人暮らしなので、ローストディナーは滅多に作らなくなりました。
でも、たまにどーーーしても食べたくなると、我が家の出番です~。
彼女が作る料理は、私が滅多に作らないタイプの料理で、逆に私が彼女を招いた時に出す料理は、彼女が絶対に作らないタイプの料理。
バランスが取れてるんですよ。
今回は、シェーリーの弟夫妻も招いて、豪快に大きなラム・レッグのロースト。

こらっ!デビ男!
写真撮る前に盛ってるんじゃねーよ!
ローストベジは、ジャガイモ、パースニップ、クマラ、カボチャ。
パースニップ(サトウニンジン)って、貧血の人参みたいなパッとしない見た目なんだけど、ローストすると、日本名の通り、自然の甘味が凄い!
それと、彼女がローストディナーを作るときに、ほぼ必ず登場するのが、カリフラワーとブロッコリーのチーズソース。
グラタンみたいなヤツね。
これも彼女はとっても上手に作るので、カリフラワーとブロッコリーはクランチ―な歯ごたえが残った絶妙な茹で加減。
定番の茹で野菜は、人参、芽キャベツ、グリーンピース。
そして、主役のラムは、ガーリックと庭のローズマリーで風味付け。

いっただっきまーーーす!
(コレは一皿目ね。お代わりしたし。。。)
こういう料理は、一人暮らしじゃちょっとね。
最低でも5~6人で食卓を囲みたい。
この後ね。
デザートも勿論あったのよ。
写真忘れた。。。。。(食べるのに夢中でさ)
桃のクランブル。
スイカ、メロン、ぶどう、パイナップルのフルーツサラダ
カスタード。
バニラアイス。
シェーリーの家では、銀のカトラリーが用意されます。
銀だよ、銀!
中には代々相続した物もあるとか。
最初の頃は、なんだか気が引けるというか、勿体ないというか。
でも、彼女が「シルバーは使わないでしまっておいても磨かないといけないんだから、使った方がいいのよ」って。
なるほどね。
イースター連休で、ちょっと食べ過ぎてます。。。![]()
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