このブログの始まって1週間ほぼ経ちました。マジックに興味を持って、だけどマジックは一体なんですか?って質問を持つ人が多いと思います。「タネを知っていれば僕だってマジックできるよ」とか、「手品は子供だましじゃん?」とか、「手品は素敵!」っていう考え方が色々あります。セミプロのマジシャンの僕はもっと多くの人がマジックを満喫できるようにに、あなたの質問とかお答えします。もしマジックになんか質問(タネバレなし)がある方は是非僕にメッセージを送ってください。

アレックス
今日は少しマジックの意味を語りましょう。

マジックはあなたにどんな存在価値がありますか?あたなの頭の中、あなたのマジックは観客にはなんの価値があるかと思いますか?あなたと観客との関係は一体なんですか?演技の後、なにがお客の中に残りますか?

これらは一見でつまらない質問かもしれませんが、考える人はほとんどいないと思います。ただし、これは我々には非常に大事なポイントで、自分のマジックのパワーと深さに左右する価値観と理解のことです。最近Geniiの1月誌を見て、Eugene BurgerのコラムでPam/Johnny Thompsonのインタビューを読みました。一番印象残ってるのは常に自分のレポートリーを初めて味わう気持ちを持つということです。要するに、最初の感動をもう一度感じ、自分の観客に素直に伝えることです。人間は不思議です。言葉を通じなくてもオーラでお互いのことを分かり合うことができる生命体です。だからこそ、演技はとても伝えることができないことが多いです。我々マジシャン(特にプロの方)は常に同じマジックをやって、いつか自分のマジックに熱意を失うことがあると思います。これはあくまでも無意識にマジックの真意を忘れてしまった結果です。なぜなら、マジックでマジシャンと観客の間に不思議と楽しさを分け合うことは多分紛れない一つの事実だと思います。大体のお客さんはあなたのマジックを初めて見るのに、自分だけは‘今日はまた同じなことをするか…?’ってばかり思ってまったく無意味だと考えられます。こういうマジックは不思議を引き出すことはできません。でも熱意をどうしても保てなかったらどうすればいいでしょう?だから、この時はまず‘マジックは自分になんの意味がある?’って聞くのは大事です。マジックの感動を他人に与えたいあなたはおそらく一時的に道を見失っただけです。観客の感動をもう一度に心で感じてみれば自分もマジックへの熱意を再び持つことができるんでしょう。自分もマジックへの驚きと感動を持たなければなりません。SHOWOFFだけ狙ってるマジシャンはいつかマジックと縁が切るから、ここで熱意を失っていいと思います。勘違いしないでください。僕はSHOWOFFに反対するじゃなくて、マジシャンはだれだってSHOWOFFの欲望があると思います。でもこの欲望に縛られたらお仕舞いだとよく知る必要があります。なぜなら、SHOWOFFのためのマジックは真の感動を与えることができません。IMPRESSIVEだけです。

マジックの存在価値はそれぞれにとって違うと思います。人間だってそれぞれの存在価値があると同じことです。存在価値あってもそれを自分なりに見せることできなければ台無しになってしまうんです。だから、トリックの仕組みじゃなくて、自分でそのマジックを解釈し、自分らしい元素を入れることが一番大事だと思います。しかしながら、多くのマジシャンはトリックのままでやって、いつの間にマジックをする機械になってしまうがちです。そういう時にもう一回そのマジックを最初から勉強してゼロからわかったほうがいいです。新しい発見がたくさん隠れてるからです。レパートリーの中に自分にまったく合わないものだと気づける時もある。でもそれはいいことです。なぜなら、このままやり続けると自分にはお客さんには無意味なことしか考えられません。

それで最初の質問に少し触れましたが、ほんの一部だけだと思います。マジックの世界は想像より遥か深いので、理解するには時間がかかると思います。でもいつか僕たちはきっと今より素晴らしいマジックを作ることができると思っています。自分の心こそマジックパワーの源です。
これで自分のためじゃなく、人のために透明人間として生きてみたいんだ…

人を静かに助けて、奇跡を感じさせたい。例えば、貧乏な子供に魔法みたいな力をつけさせて、「自分のことを信じる」ってことを教えたい…自分は神様じゃないですが、少なくとも必要な人に「自分を見てる人」がいることを信じてもらいたい…僕は姿ないけど、声で人々に「自分の存在」を大切にしてほしい。それを達成するため、姿が無い僕は自分の見えない力で毎日すこしずつこの世界のどこかの人に変わりたいんだ。

世界で毎日速く動いています。一人一人はまるで透明人間みたいに扱われてるかもしれません。または自分は透明人間になって自分のまわりのことを無視するかもしれません。でも人間って一人一人自分の存在があって、その存在を認めなきゃ自分の生き方すらわからないです。現代社会はだんだん冷たくなっていって悲しい現実だが、どこかで絶対あなたが必要な人がいるんだ。あなたのそばで絶対あなたのことを大切にしてくれるがきっといるんだ。だから透明人間じゃなく、世界の一人一人を大事にして見てほしい…世界は自分のものじゃなく、みんなの世界だ。だから、他人の不幸を助けようとする心が常にあるなら、我々の地球も日々に美しくなっていくと信じています。