あなたは観客とどんな関係ですか?

これにあまり気にしてない方がいらっしゃると思いますが、リアルマジックへ踏み出す第一歩です。ロジックは簡単です:観客いない限りにマジックはないからです。だから、どういうふうに自分の観客を見ることはすごく大事なのです。

さて、お客さんは一体何ですか?このバカバカしい質問は、実に奥深いです。まず、一番簡単な答えは‘自分のマジックを見る人’とういうことなんですが、これで止まったらマジシャンとして失格です。これはあくまでも素人の答えです。だれだってあなたのマジックを見る能力を持ってます。1歳からの赤ちゃんから90歳の老人までに、あなたはマジックを見せることができますが、つまり全部があなたの観客になれるわけ?違うでしょう。真の観客はそもそも存在しませんから。現実は、お客さんはあなたが作るものです。

マジックを始まる前に、マジシャンと観客はまったく赤の他人のようです。その知らない状態からお客さんを引っ張って、こっちのマジックを本気で見てもらうためになんらかしなければなりません。観客はただ見るだけできっとあなたのマジックを共有できないので、マジシャンのあなたは絶対しなきゃいけないのは‘自分のマジックを見てる人’を自分の観客として見ることです。

‘なに?’って思う人がいるかもしれませんが、この大事なポイントがマジックを勉強し始まる日から知らない人は大勢います。精一杯で「見せる」だけ勉強して、「見てもらう」ことを知らない人は世の中で溢れています。だから、多くの場合にマジシャンがマジックばかりやってて、お客さんの気持ちをまったく無視してしまいます。観客はこういうマジシャンから見ると人形のようです。実はいてもいなくてもいいって感じですね。もちろん、こういう(大部分の)マジシャンは意識してません。しかもわざとこういう間違いを犯すわけでもないです。ただ、マジックの意味をはっきりわからなくて、観客はマジックの一部ということを知らないだけです。

それでは、‘自分の観客’は一体何ですか?答える前に、一つの質問をさせて頂きます。あなたはマジックを演じる時に観客の気持ちをわかろうとしてますか?それとも機械的に観客に反応してマジックを終わるまでに自分の意思だけでやり続けてますか?この2つの態度はマジックの質に大きな影響を与えます。その違いの源はコミュニケーションです。マジックは一方的なアートではない、むしろ観客と一緒にPERFORMする芸術のことです(特にクロースアップマジック)。だから、観客の態度によりマジックの全体性はかなり違っています。毎回のPERFORMANCEが違うのはそれのことだ。あなたのマジックが変わったじゃなくて、観客は変わったからです。なので、観客の存在を無視してやるマジックはなにもなりません。そこで、まず自分の態度を見直し、見方を変わったほうがお勧めです。観客が自分と一緒に真のマジックを作る人だと認めて、向こうの気持ちを大切にします。お客さんは一体なにを見たいのか?一体なにを望んでますか?そのマジックはその場の雰囲気に合ってますか?あなたの人柄は好まれてますか、そして本当の自分に合ってますか?etc...全部の質問にクリアしないとなかなか最高な演技はできません。特にプロの方は毎日違うお客さんと接し、ゼロから知らない人々とコミュニケーションを築くことは難しいですが、鋭い観察力と経験と知識でカバーできると思います。

先ほど‘マジシャンが観客を作る’って申し上げましたが、ここでより詳しく説明したいと思います。そう、ここのポイントこそ「自分の観客」のコアです。まず、知らない人にあなたが最高なマジシャンだというイメージをインプットしなければなりません。事実ではないかもしれませんが、絶対不可欠です。極端な話しかもしれないですが、あなたはMR.マリックとセロよりすごいマジシャンだというメッセージを伝えてもよろしいです。もちろん言葉じゃなくて、あなたのマジックで観客に教えます(でもエゴと自慢を見せちゃダメ)。‘これは冗談だろう…?’って思うあなたに、僕は‘いいえ、本気です’を言うしかないです。なぜなら、あなた自身のマジックを信じてなければだれも信じてくれないです。あなたのマジックを信じるお客さんを作るためにまず自分のマジックを信じて自分が一人目の観客になればいいです。もちろん、必要な条件としてあなたのマジックは絶対GREATなマジックじゃなければなりません。インチキなマジックで‘僕は最高だ!’って思う人はバカです。このポイントができる人はまず「自分の観客」を作ることの第一歩を踏み出しました。

次は、‘これはみんなのマジックだ’っていう感情を引き出すことです。ご存知通りに、協力的な観客はマジックの成功に導く重要な元素です。最高な観客はたとえマジシャンが失敗してもなんとか助けようとする人です。リアルマジックの仕組み(3)で触れたんですが、あなたのマジックは観客に対する価値をはっきりしないとなかなかこのステージに行けません。要は、あなたのマジックは‘大切な意味がある、一緒に価値を作りましょう’という内在メッセージが必要です。そこで、観客は自分もこのミラクルのオーナーを意識して、最高なMOMENTの条件を少なくとも与えてくれると思います。これをうまく利用して、最高なマジックを作ることは不可能ではないです。僕はいつも観客に‘あなたは今までのマジシャンの中で一番すごいよ!!’とか‘テレビのマジックよりすごいよ!’って言われます。それは僕の実力じゃなくて、いいお客さんを持ってるだけだと思います。自慢話しのように聞こえてすいませんが、だれだってできることを言いたいだけです。自分のマジックを信じていれば…

でも条件そろってるだけでもちろん物足りません。次のステップは観客をうまく誘導することと理解することです。誘導するのは、あなたのマジックの流れをFOLLOWさせることです。一言にいうと、今のマジックはどういうふうに見てほしいとのことです。簡単に聞こえますが、これはかなり複雑なプロセスです。マジックの構造だけじゃなく、話術、演技、MISDIRECTION,マジシャンの人柄、etc。色々含まれています。だから、ここで誘導のやり方を置いて、[理解」について話したいと思います。

「人に理解してもらう前に、まず人を理解します」。このGOLDEN RULEはだれでもご存知ですね。自分のことを理解してる観客はマジックの煉金石のようです。これを手に入れることはあまり難しくありませんが、小さいミスを犯して見逃す人は多いようです。なぜ?多くのマジシャンは一刻も早く人に自分のマジックを見せたく、理解をもらいたいからです。自分のマジックを見せる対象を知らないくせに、どうやって向こうの理解をもらえるわけ?どうやってPERFORMANCEの環境を作るわけ?どうやって他人の理解と集中を望むつもり?なにも話しになりません。だから、演技の前じゃなくて、途中でも観客の反応を読みながら戦略を変わったほうがマシです。ここで工夫をする人はきっと大きな果実を手に入れると信じます。

ここまでちょっとだけこの課題について話したと思います。今後また詳しく語るつもりです。最後の言葉なんですが、「観客は受身じゃなく、ミラクルの創造者の一人です」。
マジックは観客に対してなんの意味がございますか?

たったの不思議?それともパズル?感動?

これに対して恐らくスタンダードの答えはありませんが、ここれ自分の考え方を語りたいと思います。

まず、マジックを通じて人々に不思議を感じさせることがマジックの第一目的だと紛れない事実だ考えられます。不思議ないかぎりマジック自体が成立できません。だが、本当の不思議こそマジックで、一般的にはトリックだと思われるケースが多いです。

まず、トリックについて話したいと思います。わるいトリックは観客にはなにも意味なく、‘この人はバカだ’って思われるから、ほっといていいです。わるいトリックをやって、観客はトリックの意味をなにも理解できず、マジシャン自分だけ楽しんでる様子はまさかマジックに対する最悪の侮辱だ。なぜなら、多くの観客はたぶん人生の中で初めて目の前のマジックを見るのに、わるいトリックを見せられ、マジシャンはすべてこんな感じだと思い込む可能性大です。テレビのマジシャンは一般人にとってスターのように見えるから、そんな人々は一般のマジシャンがどういうものなのかわからないです。最近のマジックバーとかレストランとかのおかげで普段でもHIGH QUALITYなマジックを堪能することができますが、やっぱりアマチュアに見せられる時にあまり期待しないようです。もしこの「期待がない」状況でわるいトリックを見せられたら、「やっぱりそうだ」って思うほかないです。これはそのマジシャンに影響を与えるじゃなくて、ほかのマジシャンにもわるい影響があります。そして、この人は多分マジックに興味がなくなる可能性もあるんです。そしてこの世の中で「マジックは子供だましだ」って思う人がまた一人増えるわけです。

じゃ、いいトリックを演じる人はどうでしょう?一番じゃないですが、少なくとも見る価値があります。でも、ここで注意するのは自分のエゴに負けないことです。エゴでマジックをがんばる人は多い、それは全然いいと思います。ただし、唯一避けるべきのはそのエゴをお客さんの前でまるまる見せることです。そうしてしまうと、観客の前で自慢ばかりです。だれだって(明らかな)自慢話を聞くのはイヤです。これはまさしく「俺はお前より頭いいんだ!」のようです。こういう態度は不思議への強い壁です。エゴでもいくつのレベルがあります。エゴ(自慢)を大きく見せるほど、観客の反発を買うようになるがちです。たまにこういう態度はチャレンジの形で表われます。だから、お客さんはマジックを見るじゃなく、そのタネを解けるために力を注ぐんです。しかも観客は協力ではなくなるんです。これでマジックの意味は完全に曲がられました。PRESENTATIONのためのチャレンジは宜しいですが、態度になると危ないです。ある本で読んだ話しですが、Slydini氏はすごいマジシャンにもかかわらず、一般の観客にもあまり人気ないです。彼の人気はあくまでもマジシャンからの評価です。なぜなら、彼はチャレンジが大好きですから。いつも「見えないですか??もう一回お見せしますね。今度は絶対じっと見てください。」とかのからかうニュアンスで演じるため、普通のお客さんはバカにされてる感じがする人は少なくないだろう…不思議は不思議だけど、バカにされることはだれでも好きじゃありませんね。でも、マジシャンはバカにされたい稀なタイプ(新しいものを勉強したいから)なので、こんなPRESENTATIONはもちろん通用します。

パズルのマジックがよく見えます。これはチャレンジとエゴではないケースがあり、ただPRESENTATIONの間違いだと思います。これについて一言で説明しにくいですが、「このマジックは賢いよ!」みたいなニュアンスがちょっとだけあるとしたら観客はパズルとしてこのマジックを見ることになります。チャレンジのマジックとほぼ同じですが、ただお客さんの態度はより友好的です。危ないのは、一旦こういった雰囲気を作り上げたら、なかなかU-TURNできません。要は、UーTURNするために時間がかかるので、途中のマジックはもったいなくなるし、最後に多分お客さんはもう集中できなくてせっかくの演技は台無しになってしまうんです。

じゃ、本当の不思議を見せれるマジックはどうでしょう?これは望まれるレベルですが、それでもいくつかの段階があります。

まず、不思議だけのマジックを語りましょう。これはエンタテイメントの第一歩で、これこそマジックを呼べ始まると思います。いいマジックはみんなと分け合って、HAPPINESSをSHAREすることは有意義だと思います。一瞬でも人を普段見えない世界に連れて行ってなんの素晴らしいことでしょう。ただし、これは一瞬の感動です。長く続くことはたぶんないんでしょう。こういうマジックは観客には生活のいい栄養になり、不可欠なものだと考えられます。

次のは自分のメッセージを入れたマジックですね。観客に不思議を見せるだけではなく、なにかを教えます。Darwin Ortizが自分のマジックでいつも「知らない人とカード(ギャンブル)をやってはいけない」を教えてます。お客は彼のマジックでこのテーマを見つけることができます。だから、マジックはたったのエンタテイメントに限らなく、一つの有意義なレッスンになったわけです。もちろん、こういうメッセージは硬く伝えちゃダメです。マジックの不思議で壁を破って自分のアイデアを観客に心から伝えるは難しいかもしれないが、やれると自分のマジックは世界で唯一になり、その成功感はなによりの宝物になるのでしょう。

もう一つのマジックは使命感があるマジックです。これは大げさ、偉そうなことだと聞こえるかもしれませんが、実際に存在してるマジックです。自分はこの世になんのためにやってきました?これはマジックの課題だけじゃなく、人生の課題です。それで、自分の好きなマジックで実際なにをしました?自分の世界観と価値観、それに人生における課題を語ったことがありますか?これは前に述べてたメッセージと似てるが、重ねる部分と重ねない部分があります。メッセージはPRESENTATIONと自分が話したいことばかりで宜しいです。一方、自分の使命を果たし、マジックの形で人に伝えることはかなり高度な領域です。世の中はできる人はごく少ないでしょう。でも、これはマジシャンではなく、すべての人類が生きてる限りの時間ではやるべきなことです。我々マジシャンは特別な「力」を持ってる以上、うまく使って有意義な人生を過ごしたら最高じゃないですか?

今述べたことは皆さんはすでにご存知な方が多いと思います。だが、実践する人は少ないでしょう。僕だって時々同じな間違いを犯したことがあります。マジックの意味を常に考えて、絶対最高な瞬間を作り上げることができますから、これから皆さんと一緒に頑張りたいと思います。




ハーバード・ビジネス・レビューとTHINK!を買ってしまいました!最近ビジネスの本をがんがん読んでます!もう時間ないぞ…ほぼ毎日止まらず夜の2、3時まで勉強です…マジックは言うまでもない、ピアノ、撮影、金融、ビジネス、本を書くことなど、いつか過労死???かも…

まぁまぁ…30歳までにこういう地獄を味わわないと将来にこういう勉強の時間はもっとなさそう…がんばるぞ!