アマダの田辺和生さんの言葉「自動加工しかないAP30はあまり売れなかった」 | 藤村佳久のブログ

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私が、アマダのソフト工房10階で、NewAP構想の板金プロダクトモデル(IOTAモデル)のディスプレイリストの開発に取り組もうとしていた時に、旧アマダのC&C事業部の田辺和生さんが言った言葉が「自動加工しかないAP30はあまり売れなかった」ということです。

元々、NewAP構想では自動加工を全面に打ち出して、それに関連する割付テンプレート機能や割付辞書機能というのを実現する構想にあったのですが、AP60はAP30の後発として開発されたシステムで、その中に自動加工機能が含まれていました。

田辺さんが言うには、AP40のカストマイズバージョンとして、パンチング加工の自動加工しかないAP30を開発したそうですが、販売が思わしくなくて、結局数百台しか売れなかったということでした。原因は、田辺さんが言うには、販売側が推奨してくれなかったからだそうです。

しかし、私はそうは感じ取っていませんでした。もし自動加工でお客様が望む加工が毎度実現できているのなら、顧客をもっと惹きつけて、たくさん売れた筈です。なのに、そうならなかったのは、自動加工機能が顧客の望む加工を実現できないからだと思っていました。パンチングの発数を最小にして、いくつもある選択肢を一つにしか絞り込めない残念な機能にしか過ぎない。そのくらいなら、手動で個々に割り付けた方がはるかに便利。

後に、ソフト工房7階のPCLプロジェクトから外れて、AP200CADの開発に戻った時に、AP200CADを展示会に出品することになり、その時に顧客に接して、言われた言葉が「AP200CADにはCAMはないのか」、「AP60の自動加工は取り敢えず割り付けておいて、後で手動で修正するやつね」ということを少なからず伺いました。

井一義人さんにしろ、田辺和生さんにしろ、AP30やAP60の何に問題があり、どう対処していくかを考えて、自動加工を全面に押し出す方針を取ったのか、大いに疑問です。

PCLプロジェクトから外れて、小島健太郎さんから聞いた話では、「CADMACは自動加工を掘り下げて実現せず、深入りしていない」でした。