私が、アマダのPCLプロジェクトを外れ、南館に移った時にアムテックの住田徳蔵取締役が言った言葉が「入れ物(データベース)がなければ、自動プロはできない!」そして、「アプリのコマンドやオペレーションは書き換えが可能だが、データベースは残るから厄介だ(入れ替えが困難だ)」ともおっしゃった。
元々、NewAP構想(のちのAP100)を始めるきっかけが、AP60のデータベースの出来の悪さだった。それが起因して、AP60はよくクラッシュしたり、不明なエラーを引き起こしたりした。おまけに、非常にレスポンスが悪かった。
元アマダのC&Cの井一義人さんはAP200CAMの担当者だったが、AP200CAMは足回りとなるデータベースがAP60と同一だったために、AP60と同じ問題を抱えて、最終的に数十億円の開発費を失った上に開発も発売も中止されてしまった。
この反省があって、井一さんはNewAP構想を旧アムテックの坂口聡さんと一緒に起案した筈だったが、当時はわからなかったが単なる手配師であったため、NewAP構想を協力会社社長の青木保氏の提案する板金プロダクトモデル構想にメクラでぶん投げた。
あれから、30年近い月日が流れたが、NewAP構想の元に提起されたIOTAモデル(データベース)は発売はおろか発表もされず、闇に葬られて、経営破綻した。
代わって、当時は暫定的と思って立ち上げたPLSモデル(データベース)が席巻することになった。
世の中は不思議なものである。
因みに、AP100(PLSモデル)に適用しているデータベース管理ソフトのObjectStoreは、協調設計でも実装しない限り、その必然性は殆どありません。内部のポインターのハンドリングの妙はありますが、大雑把に言えば、単純にシリアライズして、ファイルから読み込んだり書き込んだりするようにすればいいのです。井一さんがシリアライズは難しいので、ObjectStoreが必須なんだと言ったから、使ったに過ぎません!