【複製】AP100(PLSモデル)をIOTAモデルに近づけようとしたら、発狂していたでしょう! | 藤村佳久のブログ

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私がアマダのソフト工房10階でNewAP構想に携わっていた時、AP200CAMの発売が中止されて、元アマダのC&C事業部の井一義人さんと小木曽さんが担当を失い、急遽彼らはNewAP構想を実アプリにするように仕立てようとして、週一回のオブジェクト指向の勉強会(説法会)をNewAPのモデルの設計会に衣替えしました。

井一さんや小木曽さんが手配士でしかなかったことは、後々知ることになるのですが、当時リリースされたばかりのAP60がボロボロで高木俊朗さんを中心とした販売側から突き上げを喰らっていたことは事実です。そして、発売が中止されたAP200CAMは基本がAP60と同一だったことがあり、AP60と同じ問題を抱えていました。そして手配士たち故に、これらの問題は如何とも対処しようがなかったわけです。

 

NewAPのモデルの設計会に変転した際に、私が疑問だったのは、モデルの設計を担っていた協力会社のDUOの青木保社長に、手配士たちが既存のAP40やAP60について説明をしているかどうかでした。結果から言えば、半年もオブジェクト指向の勉強会(説法会)を開いておきながら、手配士たちは実質何も既存システムの説明をしていなかった。時間があれば、いつまでもダラダラとした仕事?しかできない人たちだったわけです。

従って、当初NewAPのモデルとして提起されたIOTAモデルは、井一義人さんや小木曽さんや田辺和生さんから俄かに部分的に聞き齧った内容と青木さんが描いた図形モデルを折衷させるモデルにしか過ぎなかった。

そんな俄モデルで、井一さんたちは、超プロトアプリ(2点間割付コマンドなど)を開発させようとした訳です。そして、当然の如く、上手く行きませんでした。つまり機能試作の失敗です。そして、我々実務担当者が「上手く行きません」と井一さんたちに報告すると、こともあろうに井一さんは、このままIOTAモデルをベースとして、コマンドをどんどん使いすればいいんだと言って、本開発予算(商品試作予算)を申請しました。そして、機能試作が成功したように見せるために、協力会社のTISの熊谷さんに別途グラフィックのみで図形を変更したら工具軌跡の絵が連動して変更されるアプリを発注して、それをアマダの事業部やアマダメトレックスの販売部門に見せたわけです。

上手くいったように見せかけて、自分たちの立場(地位)を死守しようとしたわけです。

 

私は、超プロトアプリの開発(担当だったディスプレイリストの開発)を通して、IOTAモデルを少しならず見ることになったわけですが、そこで分かったことは工具軌跡や機械や工具の情報もまだ未整備な状態で無理やりアプリを作ろうとしていたことと、図形・形状特徴図形などのMfShapeの継承クラスなどが一見柔軟で何でもできそうで、実装するにはグチャグチャになるのではとの予感がしていました。つまり、実現不能なモデルという様相をしていたわけです。

そこで、米国アマダの間(はざま)さんと井一義人さんたちとの間で取り決めた、手動加工はAmPunch for Winで、自動加工はAP100(IOTAモデル)でという取り決めを鑑みて、私は自動加工主体ならと考案したのが図形のループ構造を前提に置くAP100(PLSモデル)の原型だったわけです。そして、まずこれを前提として、ディスプレイリストの構造を設計しました。IOTAモデルとはかなり違うディスプレイリスト構造です。

そんなことをしている内に、年度が切り替わり、田辺和生さんがAssitant Managerに昇格して何故か実務を外れるようにしたため、田辺さんが担当していた思い入れのある自動加工の担当がなぜか私に振り向けられました。当時は田辺さんが頻繁にDUOシステムズに赴き、青木保社長との間で、自動加工・自動加工割付テンプレート・割付辞書機能・学習機能などの仕様決めを行なっているように見えたので、もう大方が決まっているだろうと思っていましたが、後から分かったことですが嘘でした。実質、絵に描いた餅ばかりを描いていただけでした。設計でも何でもない!

年度が替わり、井一義人さんと小木曽さんがSDD(Sheetmetal Digital on Demand)担当になり、田辺さんがAP100のCAM担当リーダーで、私がCAM担当サブリーダーとされました。その上に、自動加工担当です。

でも、IOTAモデル自身があまりに現実的でないので、PLSモデルに変更するべく、モデルの書き換えを始めようとしていました。

そうしたら、米国アマダの間(はざま)さんがベンドモデルのデモプログラムを持って、日本に現れて、江守龍治会長に報告し、事業部に披露する荒技をして、アマダグループ内はベンドモデル騒ぎになりました。これが起因して、PLSモデルへの書き換え作業がストップしてしまいました。