クラニオセイクラルの頭蓋骨のユルめ方
クラニオセイクラル施術による固まった頭蓋骨のユルめ方。これは上級テクニックですので、まずは基本的な知識からしっかりと学びましょう。
ちなみに正規のトレーニングコースでは、1年間のフルタイム、もしくは2年間のパートタイムで学びます。
解剖学の最低限の知識は不可欠です。頭蓋骨の各骨の2方面からのスケッチをまずおこなってください。
例えば額の部分の前頭骨だと、
1)下方向
解剖学の本を見ながら、ちゃんと細かい部分まで描いてくださいね。最近はネット画像が豊富なので、それを見ながら描いてもよいです。
側頭骨、後頭骨、蝶形骨、その他の骨も全部、描いてください。
トレーニングコースの参加者は、たいていは熱心で、アーティストかと思うほどの美しいスケッチをする人もいます。
でも、中には面倒くさがって、こういうスケッチとかレポートを手抜きする人もいますが、最初からそんな感じだと、クラニオセイクラルの施術は習得することはできません。
実技では、手の軽いタッチで触れて頭蓋骨の動きをとらえる「リスニング」から始まります。
1年間のコースでは、この「リスニング」を頭蓋骨から初めて、仙骨、足首、手首など体の様々な部位で、正確にできるようにしていきます。
それができるようになると、脳の動きのリスニングをおこないます。
スキル習得にはこういう順番というものがあるんです。
だから時々いきなり「蝶形骨のユルめ方を教えてください!」とかいう人がいますが、それは無理な話です。
本当のことを言いますが「リスニング」の能力が極まると、そうした上級ワザは自然とできるようになるんです!
逆に言うと「リスニング」が、ちゃんとできていないとクラニオセイクラルの施術は絶対にできません。
それで、この基本技術のリスニングなんですけど、これがまた奥が深いんですよね。
最初は頭蓋骨とかの物理的な動きに注目しますが、そこから体の内部に流れるエネルギーの動き、体の外側の空間の動きへと、どんどん非物質的な領域に広がっていくんです。
体を超えた意識空間やエネルギーについて学びたい方は、まずは体験を通して理解してください。
クラニオセイクラルとアレクサンダーテクニーク+YOGA
●北海道の新さっぽろスタジオ
●東京 六本木の元麻布スタジオ