猫背治しのアレクサンダーテクニーク

 

アレクサンダーテクニークは別に猫背治しに特化したワークではありませんが、その性質上、猫背はほぼ確実に改善します。

 

もとはどちらかというと呼吸改善が目的だったのですが、姿勢が即効で改善して、周囲の人の目から見ても、その変化は際立っていました。

 

今回のプログでは、アレクサンダーテクニークの効能の一つである、猫背治しについて説明しましょう!

 

まず、猫背とは何なのか?

 

それは背中が丸まっていて、アゴが上がっている姿勢です。

 

しかし、それだけでは猫背とはいえません。猫背の決定的な要因は、背中が固まって、他の姿勢に変えることができない状態です!

 

つまり、背中が固まっていると、たとえ真っすぐな姿勢をしていても、本質的には猫背と同様に悪い姿勢なんです。

 

ところが世間一般には、外からの見ばえで、良し悪しを決めてしまう傾向があって、なぜか背中が丸まっているのは悪い姿勢ということになってしまっています。

 

逆に、背中が真っすぐなのにガチガチで、丸まることはできないという人もいます。不思議なことに、悪い姿勢とは思われていません。

 

そもそも猫背という名前がよろしくありません。猫は機敏に姿勢を最適化して素早い行動ができる動物です。それを背中が丸まって固まった人のイメージと同化するのは、そもそもおかしな話ですよね。

 

いったい猫背という言葉、いつから使われ始めたのかというと、平安時代でもなく江戸時代でもありません。

 

近年になってから使われ始めて、どうやら夏目漱石の「吾輩は猫である」から社会に流出したみたいです。

 

 

それで、根本原因の固まった背中を柔軟にするには、どうすれば可能なのか?

 

まずは下腹部の丹田を充実する必要があります。

 

ここにエネルギーがなくて、スカスカの状態だと、背骨を安定して支えることはできなくなります。

 

下腹部が充実していないのに、いくら姿勢を正しても、その場しのぎにしか過ぎず、1分後にはすぐにまた元の猫背に戻ってしまいます。

 

下腹部の丹田を充実するには腰椎から骨盤についている「腸腰筋グループ」を鍛えなくてはいけません。

 

それを効率よく引き出すのが、アレクサンダーテクニークです。

 

やり方は「インダイレクト・アプローチ」です。

これは腸腰筋に直接、働きかけるような「ダイレクト・アプローチ」とは違って、全体性とのつながりから間接的に引き出すやり方です。

 

だからこそ自然な流れのある姿勢を作ることができるんですよね!

Nerve Net Wave

クラニオセイクラルとアレクサンダーテクニーク+YOGA

●北海道の新さっぽろスタジオ

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