「ナーブネット・ウェーブ」って何?

ここ最近は私が今まで学び研究し続けてきた施術用の手技巧

これらを統合して、
「ナーブネット・ウェーブ (Nerve Net Wave=NNW)」
<神経ネットワークに生じる波>

というワーク名で活動していきます。

 

ナーブネット・ウェーブの中でも、大きな要素を含むのがアレクサンダーテクニークです。

アレクサンダーテクニークっていうのは、自分の体のコントロール法です。姿勢改善として知られているけど、本来は発声と呼吸法でした。

FM・アレキサンダー氏は喘息持ちで、俳優時代に声が出なくなったので、それを解決するために研究開発したんです。

その結果、体の姿勢が大きく関与していることがわかりました。

大きな特徴はね、首に注意を向けること。そして固めず縮こませずに体を動かす。

この時、最重要視するのがトップジョイント。頭と第1頸椎との間接です。ここを滑らかに動かせるようになること!

これがなかなか厄介。そう簡単にはいかないんですよねえ。トップジョイントをフリーの状態にするために、まずは

1)左右の顎関節のバランスが取れていて、口をスムースに開けることが必須です。

そしてね

2)ヨガの中心気道が開通していて、プラーナが骨盤底から頭頂に流れること。

さらに

3)胸骨が解放していて、肋骨の動きが十分に出せること。

こうした三つの条件がそろわなくちゃいけないんですよ。

すると頸椎トップジョイントに乗っかている頭が、スライドバック!後方に滑るように動きます。物理的に動くというよりも、周辺の膜組織の有機的な動きと言ったほうがしっくりきますね。

上写真1:トップジョイントのゲートが閉じていて、気道のスシュムナーにプラーナが昇華できないでいる。

 

上写真2:トップジョイントがスライドバックするとゲートが開いて、プラーナが頭頂に昇華する。


この時、動くのはトップジョイントのみであって、残りの頸椎、そして胸椎と腰椎は動いちゃいけませんよ。

スシュムナー開通させておくために、しっかりとテンション維持しておく必要があります。だから脱力は絶対にいけません。

 

トップジョイントがスライドバックして、プラーナが昇華すると、姿勢も発声も呼吸も、全部、整ってパフォーマンスが良好になります。心理的にもまるで新しい世界が開けたように感じるんです。

また、トップジョイントがフリーでいる限り、どんな姿勢をしても問題はありません。

 

個人セッション、週末ワークショップ、開催中です。

東京レッスン:http://spiralb.com/